購入したものに必ずと言っていいほどついている「ラベル「ステッカー」「シール」。見栄えが悪くなってしまうので剥がす方が多いと思いますが、これがなかなかうまく剥がせないんですよね。
また、子どもたちが至るところに貼り付けてしまったシールも、時間が経ってしまうと本当に剥がしづらくなってしまいます。
爪でカリカリやってしまいがちなのですが、それだと貼り付いている本体まで傷がついてしまいます。
そんな時はシールを綺麗に剥がす方法・裏技を覚えておくと便利です。この記事では、綺麗にシールを剥がす方法・裏技を紹介しています。ぜひ参考にされて見てくださいね。
シールが貼り付く仕組みって?

まずは、ラベル・ステッカー・シールなどがどのように貼り付いているのかその仕組みについて簡単に解説をしたいと思います。仕組みが解れば、どのように対処すれば良いのか分かりますからね。
物質同士が近づくとお互いに引き合う力「分子間力」というものが発生します。
ただ、物質には多かれ少なかれその表面に「凹凸(おうとつ)」が存在するため、分子間力が効果を発揮するほどに分子同士が近づきません。
その凹凸を何らかの液体が埋めることによって、分子間力がその効果を発揮して物質同士がくっつくというわけになります。液体と言っても水だとくっつくことができますが、剥がれやすいので、ある程度粘着力のあるものが好ましく、それが粘度の高い「粘着剤」になります。
つまり、シールの粘着剤をどうにかすれば綺麗に剥がすことができるというわけになります。
綺麗にシールを剥がす方法・裏技

シールを剥がす方法・裏技①ドライヤーで温める

シールの粘着剤は熱を加えることによって、その粘着力を弱らせることができます。壁や家具についたシールを剥がしたい時は、ドライヤーなどで温めて剥がしやすくするのがおすすめです。
シールの端を少し剥がしてドライヤーで温めながら剥がしていきます。この剥がし方だとシール跡も残りません。
ただ、温めすぎてしまうと粘着剤がドロドロになってしまうので、温めすぎには注意、塩梅が必要です。また、シールが貼られた物やその素材によっては溶けてしまったり、変色したりする可能性がありますので、こちらも注意が必要です。
- 温めすぎは注意!
- シールがついている物や素材にも注意!熱に弱いかチェック!
シールを剥がす方法・裏技②お酢を使う

お酢の酸性は、粘着剤を溶かすような作用があります。お酢を剥がしたいシールの上にかけて、その上にラップを敷いて15分ほど放置をした後に、剥がしますと気持ちよく取ることができます。
この剥がし方は、プラスチック製品などのシールを剥がすときに使ってみてください。
ただ、お酢なので場合によってはにおいが残ってしまう場合があります。においが気になるという方は、少し水を混ぜてシールの上にかけてみてください。
シールを剥がす方法・裏技③洗剤を使う

洗剤に含まれている「界面活性剤(かいめんかっせいざい)」は粘着剤にスキ間を生ませ分子間力を失くすことができ、その結果シールを綺麗に剥がすことができます。同様に石鹸などでも効果があります。
洗剤を水で薄めて、お酢と同じようにがしたいシールの上にかけて、その上にラップを敷いて15分ほど放置をした後に、剥がしますと気持ちよく取ることができます。
シールを剥がした後は、洗剤をしっかりと拭き取らないと変色してしまう可能性がありますので、拭き残しがないようにしっかりと拭き取りましょう。
シールを剥がす方法・裏技④専用のスプレーを使う

シールを剥がす裏技ではありませんが、専用のスプレーを使用すると確実ですね。
専用のスプレーを吹きかけた後に、剥がすだけで綺麗さっぱり取ることができます。スプレーによっては手順が多少異なるとは思いますが、大体がこのような感じなのでとても楽です。
一家に1つあると便利です。
おすすめしないシールの剥がし方

シールの剥がし方には上記の方法以外にもいくつかあるのですが、私が実際に試してみて「これはやめたほうがいいかもしれない」というものがあります。
- 除光液
- クリーム(ハンドクリームなど)
除光液を試してみたのですが、白く残ってしまう箇所がありました。またにおいも結構あり、そのままついてしまうということもあるかもしれないので失敗したくないときは控えたほうが良さそうです。
クリームの場合は、クリームの成分によっても左右されるとは思うのですが、綺麗に剥がすことができませんでした。どんなクリームが良いのか調べれば確実なのですが、こちらも失敗したくないときはクリームを使うのは控えたほうが良さそうです。
シールの残った粘着部分を取り除く方法

上記で紹介をしたシールを剥がす方法・裏技で大体は綺麗さっぱり取れるとは思うのですが、それでもシールの粘着部分が残ってしまうことがあります。
そんな時はこれらの方法を試してみてください。
- 消しゴムでこする
- テープ(ガムテープやセロテープなど)でペタペタする
- 潤滑剤を使ってこする
プラスチックなどに残ってしまった粘着部分は消しゴムでこするのがおすすめです。こすって綺麗にしてみてください。
潤滑剤は、自転車などのメンテナンスをするときに使う「KURE CRC5-56」という商品がおすすめです。これを吹きかけてこするだけで綺麗にすることができます。機械のメンテナンスにも使え、シール剥がし以外にも活躍できる場面がありますので、持っておいて損なしです。
シール剥がしに失敗しない方法は?跡まで綺麗に剥がす方法を紹介!まとめ
綺麗にシールを剥がす方法・裏技について見ていきました。
- ドライヤーで温めながらゆっくり剥がす
- お酢に浸して数分待ちゆっくり剥がす
- 水と洗剤を合わせたものに浸して数分待ちゆっくり剥がす
- 専用のスプレーを使う
除光液やクリームなどでも剥がせる場合もあるが、ニオイや跡が残る可能性があるため、失敗したくないときは使わない方が良い。同様にお酢のニオイが気になる場合も
シール剥がしに失敗してしまうと見栄えが悪くなってしまうので、綺麗にとりたいところです。ぜひ、参考にされて見てください。


