豆知識・雑学

辛いものを食べた時は「牛乳」が効果的?なぜ「水」はダメなの?

辛い料理を食べると舌がヒリヒリして痛くなってしまうので、自然と飲み物が欲しくなりますよね。

手頃なところで「」を飲むという方は多いと思いますが、辛い物を食べた後に「水」を飲むのはどうやら間違いで、痛みが余計にひどくなってしまうようです。

しかし「牛乳」を飲むとその症状が緩和されるという話はかなり有名ですよね。

この記事では辛い料理を食べた後に、なぜ水を飲むと症状がひどくなってしまうのか、なぜ牛乳を飲むと緩和されるのか、その他の対処方法についてまとめて見ました。

辛いものを食べると口の中ではどうなっているの?

辛いものを食べると口の中ではどうなっているの?

辛味は味を分類するもののひとつとされていますが、「五基本味」とされている「苦味、酸味、甘味、塩味、旨味」の5種のどれにも含まれず、神経刺激として脳には「痛み」として伝わります。

「五基本味」は、私たちが食べるものに含まれている味物質が味蕾細胞を刺激することで感知されて味覚として捉えられますが、辛味というのは味覚ではなく痛覚で感じているんですね。口の中が燃えるように感じるのはこのためです。

調理中に唐辛子などを扱って皮膚につくと、熱いとも痛みとも捉えられるヒリヒリ感を感じる事があると思います。

このヒリヒリ感の原因が、唐辛子に含まれている「カプサイシン」という成分です。「カプサイシン」は辛み成分の代表格のようなもので、これが痛覚神経を刺激して辛味としてヒリヒリ感を感じさせます。また、体内に吸収されるとアドレナリンの分泌を活発にして発汗を促し、気管支を刺激してす息切れ咳を引き起こします。

辛味の度合いを表す単位として、ウィルバー・スコヴィルが考案した「スコヴィル値」というものがあります。ただし唐辛子が含まれている「カプサイシン」の含有率を表す単位なので、「カプサイシン」が含まれていないと測定ができません。ちなみにシシトウは0~500スコヴィル、ハバネロは25万~45万スコヴィルと言われています。

辛いものの対処方法に「水」はなぜダメなの?

辛いものの対処方法に「水」はなぜダメなの?

辛いものを食べた際の対処方法に「水」はなぜダメなのでしょうか。

上でも触れました、辛味成分の代表格である「カプサイシン」がヒリヒリ感を出しているわけで、それを「水」を使って流そうというわけなのですが、実は「カプサイシン」は「水」に溶けにくいという性質を持っているんです。

なので、水を使ってもヒリヒリ感が取れるどころか、逆に口の中に広げてしまう結果になってしまいます。

「水」を飲むのであれば、辛いものを食べる前・食前に飲むと口の中を冷やすと効果的で、痛覚を鈍らせる事ができます。

辛いものの対処方には「牛乳」が効果的

辛いものの対処方には「牛乳」が効果的

辛いものの対処方法は「牛乳」が効果的という話は有名ですが、「牛乳」にはどのような作用があるのでしょうか。

痛みなどのヒリヒリ感を感じさせる「カプサイシン」は油に溶けやすいという性質と、水に溶けにくいという性質を持っています。水が効かないというのはこのためですね。

そこで登場するのが「牛乳」です。「牛乳」にはタンパク質である「カゼイン」という「カプサイシン」のヒリヒリ感を抑える成分が含まれており、それだけでなく胃腸への刺激も軽減してくれます。

辛い料理などを食べる際は、お供として必ず「牛乳」をそばに置いておきましょう!

「牛乳」以外に辛味を抑えるものは?

「牛乳」以外に辛味を抑えるものは?

辛いものの対処方法は「牛乳」が効果的という話は有名ですが、他にはどんなものがあるのか気になりますよね。家や出先で「牛乳」があるとは限りませんし、そもそも苦手という方もいますしね。

こちらに辛味の対策に効果があるというものをまとめて見ました。

  • 乳製品」:牛乳だけでなくヨーグルトやアイスクリームなどもヒリヒリ感でを抑える事ができます。辛味を油でコーティングしてカットしてくれる作用があります
  • 砂糖」:砂糖はヒリヒリ感を分散させる効果があります
  • コーヒー」:コーヒーに含まれるポリフェノールには辛味成分を分解する作用があります。アイスよりもホットの方が効果が高いそうです
  • 酸味のあるもの」:辛味は酸っぱいもの、お酢やレモンなどで打ち消す事ができます
  • 緑茶」:緑茶などに含まれている「カテキン」には、皮膚や粘膜を保護する働きがあります
  • ピーナッツ」:マイナーですが、ピーナッツにも辛味を抑えてくれる作用があるのだとか。試してみる価値ありです

もしかしたら「プラシーボ効果」のようなものもあるかもしれませんが、辛味を抑えるためにも効果があるとされるものは何でも試していきたいですね。

辛いものを食べた時は「牛乳」が効果的?なぜ「水」はダメなの?

辛い料理を食べた後に、なぜ「水」を飲むと症状がひどくなってしまうのか、なぜ牛乳を飲むと緩和されるのか、その他の対処方法について見ていきました。

この記事のまとめ
  • 辛み成分の代表格である「カプサイシン」は、痛覚神経を刺激して辛味としてヒリヒリ感を感じさせる
  • 「カプサイシン」は「水」に溶けにくいという性質を持っており、「水」を飲んでもヒリヒリ感が取れるどころか、逆に口の中に広げてしまう結果になる
  • 「辛いもの」「カプサイシン」には「牛乳」「乳製品」「砂糖」「コーヒー」「酸味のあるもの」「緑茶」「ピーナッツ」など効果的

「水」は口の中にあるヒリヒリ感を広げる作用があるので、手頃なところにあるからといって安易に飲むのは注意です。辛いものの隣には、牛乳やここで紹介した辛味対策のものをそばに侍らせてきましょう!

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