突然ですが「サウスポー」という言葉をご存知でしょうか。何かのスポーツでよく耳にすると思います。
個人的な話なのですが、初めて「サウスポー」という言葉を聞いた時、恥ずかしい話「何かのブランドの名前かな?」と思っていましたが、実際には全く違っていました。人前で話す機会がなかったので、恥を晒すということは無かったのですが、やはり知らない言葉というのは調べるに限りますね。
この記事では、「サウスポー」の意味について、合わせて語源や由来について簡単にまとめています。
「サウスポー」とは

「サウスポー」とは簡単にいうと「左利き」のことです。
主にスポーツをしている人で左利きの方のことを「サウスポー」と言いますが、楽器などを左で演奏する方も同じように「サウスポー」と言います。
皆さんの周りの方を見ても分かると思いますが、左利きの方というのはかなり少なく、世界でも10%程しかいないとされています。この少なさから、普段から右利きの方との練習や実戦が多いために、いざ「サウスポー」の方と対戦となると、不慣れなことから苦手意識を持つので、多くの場合ではこの「サウスポー」が有利になることが多いようです。
しかし、ルールによっては右利き基準で作られているものもあるため、そう言った場合では不利になることもあります。
なぜ「サウスポー」と言うのか

「サウスポー」は「左利き」という意味ですが、なぜ「サウスポー」というのかでしょうか。
「サウスポー」は英語で表すと「southpaw」となり、直訳すると「south」は「南」で「paw」は「前足」と言う意味なので、「南の前足?」となります。これはちょっと意味が分かりませんよね。
通常、英語で左利きと表現をすると「left-handed」となり、右利きに関しては「right-handed」となります。
こうなってくると「サウスポー(southpaw)」というのは、もしかしたら造語や和製英語なのかもしれませんね。
「サウスポー」の語源や由来は?

「サウスポー」の語源や由来に関しては、諸説あるようですがここでは1番有力なものを紹介していきますね。
「サウスポー(southpaw)」は「south(南)」と「paw(前足)」を合わせて、メジャーリーグで作られた造語だという説が1番有力だとされています。
野球を夕方に行うと、西日が眩しくてプレイに支障が出るということがあります。なので、ホームベースとなるところを「西」の位置においてこれを防ぎました。ホームベースが「西」なので、一塁が「南」で、二塁が「東」、三塁が「北」という位置付けになります。
つまり左利きのピッチャーがボールを持っている方角が「south(南)」側なので、南側から投げ入れる人、左で投げる人ということで、「サウスポー」になります。
もとは野球のみで使われる言葉でしたが、これが広まっていき様々な場面で使われるようになっていったんですね。

「サウスポー」の意味は何?語源や由来について解説まとめ

「サウスポー」の意味、語源や由来について見ていきました。
「サウスポー」は「左利き」のことで、その語源・由来に関しては野球のホームベースを「西」の位置にすることで、一塁が「南」で、二塁が「東」、三塁が「北」という位置付けになり、左利きのピッチャーは南側から投げこむので「サウスポー」になったということでした。


