豆知識・雑学

【明日から使える】日常に隠れている様々な心理現象10選

私たち人間には、特に意識している訳ではないけどついやってしまう・見えてしまうなど本当に不思議な心理現象があります。

例えば「鶴の恩返し」という民話がありますが、翁に「絶対に中を覗かないで下さい」と言われていたにも関わらず、翁はその好奇心に勝つことができず中を覗いてしまいます。禁止されていることほどついやってしまいたくなるという心理現象が、皆さんにも経験があると思います。

この記事では、そんな日常に隠れている様々な心理現象を10選、簡単に解説をしながら紹介しています。

日常に隠れている様々な心理現象10選

日常に隠れている様々な心理現象10選

「カリギュラ効果」

冒頭でも少し触れました、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことを「カリギュラ効果」と言います。「絶対にこのボタンを押さないないでね!」と言われたらつい押してみたくなってしまいますよね。これが「カリギュラ効果」です。

また、この「カリギュラ効果」はテレビ番組などでも活用されており、「ピー」という効果音をつけてのちに続く重大な発言を隠したり、モザイクなどで隠してCMへと繋げたりと、実はとても身近なところで大活躍しています。

視聴者を他の局の番組へと移させないためにも、様々な工夫が施されているんですね。

「バーナム効果」

誰にでも当てはめることができるような広く曖昧な事柄を、さも自分、もしくは自分が属している集団に当てはまっていると錯覚してしまう現象を「バーナム効果」と言います。

占いなどで「確かにそうだ!」と思ってしまうことも、その多くは大多数の人物にあてはまっていることがほとんどです。

この「バーナム効果」についてアメリカの心理学者「バートラム・フォアラー」は、学生たちに下に記載されている文章を見せて、この文章が自分にどの程度当てはまっているか、という性格についての心理検査を1~5段階(1が全く当てはまらず、5が非常に当てはまっている)の中で評価させました。

  • あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。
  • また、あなたは弱みを持っているときでも、それを普段は克服することができます。
  • あなたは使われず生かしきれていない才能をかなり持っています。
  • 外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。
  • 正しい判断や正しい行動をしたのかどうか真剣な疑問を持つときがあります。
  • あなたはある程度の変化や多様性を好み、制約や限界に直面したときには不満を抱きます。
  • そのうえ、あなたは独自の考えを持っていることを誇りに思い、十分な根拠もない他人の意見を聞き入れることはありません。
  • しかし、あなたは他人に自分のことをさらけ出しすぎるのも賢明でないことにも気付いています。
  • あなたは外向的・社交的で愛想がよいときもありますが、その一方で内向的で用心深く遠慮がちなときもあります。
  • あなたの願望にはやや非現実的な傾向のものもあります。

バーナム効果 Wikipediaより引用

学生たちの結果の平均はなんと4.26、そのほとんどが当てはまっているという結果でした。やってみると確かにほとんどが当てはまる事柄ですね。

「アンダーマイニング効果」

自発的にやっている行動に対して、何らかの報酬を与えるとやる気を失くすという現象を「アンダーマイニング効果」と言います。

いつもは自分が好きで絵を描いている少年に対して、「お金を払うから○○の絵を描いて欲しい」と言われ、その通りに描き報酬をもらう訳ですが、その後にはいつの間にか報酬なしでは絵を描くことに抵抗がある・やる気を失せてしまう、これが「アンダーマイニング効果」です。

良かれと思って報酬としてお駄賃などをあげてしまうと、そのお駄賃なしではお手伝いをしなくなってしまう・意味を感じなくなってしまうかもしれません。

「ラベリング効果」

「あなたは○○な人」と他人に言われ続けると、実際にそういった人になっていく・近づいていく現象を「ラベリング効果」と言います。

周囲からラベリングで、その人の人生を決めるといっても過言ではないかもしれないですね。この「ラベリング効果」を利用して人間関係をより円滑にすることができるので、日常生活に取り入れてみてくださいね。

「プラシーボ効果」

本来であればその効果をもたらさない薬によって、その効果をもたらす現象を「プラシーボ効果」と言います。

実際にはそういった効果が無い薬でも、病原菌に対する特効薬と説明して患者に与えることで、実際にその効果をもたらすというものですね。

「この薬はよく効く」と思って服用することによって良い効果が得られる、つまりは思い込みの力ですね。反対に「この薬は全然聞かない」と思っていると逆の「プラシーボ効果」が発生するので注意です。

「シミュラクラ現象」

3つの点・線が集まったものを人の顔のように見えると認識してしまう現象を「シミュラクラ現象」と言います。

私たち人間は昔から、他人や動物に出会った際に、敵か味方を判断をするためにで本能的に目を見る習性があります。そのため点や線などが逆三角形に配置されたものを見ると顔として認識してしまいます。

また、世の中に出回っている心霊写真といわれるものも、この「シミュラクラ現象」で説明がつくといわれています。

「ダニング=クルーガー効果」

能力の低い人物が自らの容姿・能力・行動などについて、実際の結果よりも高い評価を行ってしまうことを「ダニング=クルーガー効果」と言います。その結果として、鍛錬や勉強を怠ってしまいます。

私を含めて多くの方に当てはまるものですが、自分自身をしっかりと理解して、他者との交流を図ることが「ダニング=クルーガー効果」に陥らないために大事なことですね。

「イヤーワーム」

歌・音楽・BGMの一部分が頭の中で強迫的に反復される現象を「イヤーワーム」と言います。俗に言う「音楽が頭にこびりついて離れない」現象ですね。

好きなフレーズに限らず、たまたま耳に入ったものでも頭の中で反芻されるため、不快感を感じる方が多いです。また、男性よりも女性の方が「イヤーワーム」の間隔が長く、不快感の度合いが強い傾向にあります。

「エコーチェンバー現象」

インターネットなどのコミュニティー、掲示板などにおいてその中の事柄が真実・正しいことだと認識してしまう現象を「エコーチェンバー現象」と言います。

閉じた空間でコミュニケーションを取り続けていると、その中で述べていることが真実で、その他の考えは全く考えない、1つの考えで凝り固まってしまうというものですね。

一定の集団とコミュニケーションを取るのでなく、異なった意見を持っている集団、自分とは違う言説に耳を傾けることが大切です。

「ゲシュタルト崩壊」

同じ文字や記号などを長時間見続けていると、「あれ?こんなんだったっけ?」と疑問に思う現象を「ゲシュタルト崩壊」と言います。試しに「あ」というひらがなを大量に書いて見ると分かりやすいです。

「ゲシュタルト崩壊」発見当時は「障害」として考えられていましたが、健常者にも同じように生じることが分かりました。しかし、「ゲシュタルト崩壊」がなぜ怒ってしまうのか、その発生要因については未解明な部分が多いとされています。

【明日から使える】日常に隠れている様々な心理現象10選まとめ

【明日から使える】日常に隠れている様々な心理現象10選まとめ
この記事のまとめ
  • カリギュラ効果
    →禁止されるほどやってみたくなる心理現象
  • バーナム効果
    →誰にでも当てはめることができるような広く曖昧な事柄を、さも自分、もしくは自分が属している集団に当てはまっていると錯覚してしまう現象
  • アンダーマイニング効果
    →自発的にやっている行動に対して、何らかの報酬を与えるとやる気を失くすという現象
  • ラベリング効果
    →「あなたは○○な人」と他人に言われ続けると、実際にそういった人になっていく・近づいていく現象
  • プラシーボ効果
    →本来であればその効果をもたらさない薬によって、その効果をもたらす現象
  • シミュラクラ現象
    →3つの点・線が集まったものを人の顔のように見えると認識してしまう現象
  • ダニング=クルーガー効果
    →能力の低い人物が自らの容姿・能力・行動などについて、実際の結果よりも高い評価を行ってしまうこと
  • イヤーワーム
    →歌・音楽・BGMの一部分が頭の中で強迫的に反復される現象
  • エコーチェンバー現象
    →インターネットなどのコミュニティー、掲示板などにおいてその中の事柄が真実・正しいことだと認識してしまう現象
  • ゲシュタルト崩壊
    →同じ文字や記号などを長時間見続けていると、「あれ?こんなんだったっけ?」と疑問に思う現象

ここでは私たちの身近に潜んでいる心理現象について見ていきましたが、他にもたくさんの心理現象があるので調べて見ると面白いですよ。人間って本当に不思議な生き物だと改めて感じますね。