料理などの付け合わせにはよく「パセリ」が付け合わせとして一緒に出てきますが、皆さんはその「パセリ」をどうしているでしょうか。好みが分かれる味なので、食べる人もいれば食べない人もおり、マナーの問題で食べる人・食べない人もいると思います。
そもそも何故「パセリ」が付け合わせになっているのか、その意味は一体何なのでしょうか。
この記事で、気になる付け合わせの「パセリ」は食べるべきなのか・食べないべきなのか、意味について見ていきましょう。
付け合わせの「パセリ」は食べた方が良い?

結論から言いますと付け合わせの「パセリ」は食べても・食べなくてもどちらでも問題ありません。
「パセリ」は苦味が強いので好みが分かれる味です。人によってはすごい苦手という方もいるので、せっかく美味しく頂いているのに「パセリ」が苦手で台無しになるようであれば無理に食べる必要はありません。
料理を作ってくれた方・生産者に感謝をするためにもお皿に出されたものは食べるべき、というマナーに関する意見もありますが、そもそもマナーというのは、お互いが不快な気持ちにならないようにする気遣いのことです。
苦手なものを無理して食べてその食事の印象を悪くしてしまう様であれば無理して食べる必要はなく、「○○をしなければいけない」というルールなども無いんですね。もちろん「パセリ」が好きな方はぜひ食べてくださいね。
お互いが気持ちよく食事をするためにも「苦手なんだな」と理解して楽しく食事をしていきましょう。
付け合わせの「パセリ」を食べている人の割合

自分が多数派にいるのか少数派にいるのか気になりますよね。参考までに付け合わせの「パセリ」を食べている人の割合はどのくらいいるのか見てみましょう。
Q.料理に添えてあるパセリを食べますか?
はい・・・32.3%
いいえ・・・67.7%–「エビ天のしっぽ」は55.7%、「刺身のツマ」は40.6%―もったいないと思いつつ、人前では残してしまう食べものより引用
気になる結果は「はい」が32.3%、「いいえ」が67.7%という結果でした。
「パセリ」は美味しくない、ただの飾り、残留農薬の心配がある、使い回されているかもしれないからなどの意見・理由から食べられることが少ないようです。
美味しくない、ただの飾り、残留農薬の心配があるなどの意見は分かりますが、もちろん使い回しがされるということはありません。衛生的な面からそういった心配も最ですが、使い回す方が、コストも手間もかかるという意見の方が多いようです。
付け合わせの「パセリ」の意味は何?

料理の彩りを良くするため
料理の付け合わせに「パセリ」を使用するのは彩りを良くするためです。
肉料理などのメインとなるお皿の彩りというのは、どうしても茶色に偏ってしまいがちです。茶色だけだとどうしても見栄えが悪くなってしまいますよね。
そこに濃い緑色である「パセリ」を添えることで、彩りや見栄えを良くできるんですね。
口臭予防・殺菌・抗菌のため
彩りを良くするためだけであれば「パセリ」である必要はありませんが、「パセリ」には口臭予防・殺菌・抗菌の効果があるんです。
「パセリ」には「アピオール」「ピネン」「クロロフィル」という成分が含まれており、それぞれが口臭予防であったり、殺菌や抗菌作用があります。
料理を食べた後は口臭が気になりますが、最後に「パセリ」を食べることによってある程度の口臭を予防することができます。
刺身にも付け合わせで「パセリ」が添えられていることがありますが、こちらも「パセリ」の殺菌・抗菌作用を利用して食中毒を予防しています。
実は栄養価が高い
実は「パセリ」は栄養価が高い野菜として知られており、以下の栄養素が特に高いです。
- β-カロテン
- ビタミンB1,B2,C,K
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄分
血液をサラサラにする作用、強い抗酸化作用、整腸作用、貧血予防、美肌効果など、詳細は省きますが、体に良い効果をもたらしてくれます。だからと言って食べ過ぎには注意ですが、こう見ると苦手だからといって食べないのは少々というよりは、かなり勿体無い気がしますよね。
付け合わせの「パセリ」は食べた方が良い?マナーや意味についてまとめ

付け合わせの「パセリ」は食べるべきなのか・食べないべきなのか、その意味について見ていきました。
- 付け合わせの「パセリ」は食べても・食べなくてもどちらでも問題はない
- 付け合わせの「パセリ」には、彩りを良くする、口臭予防・殺菌・抗菌のためにある
付け合わせの「パセリ」は食べても・食べなくてもどちらでも問題はありませんが、「パセリ」には非常に素晴らしい栄養素がたくさん含まれているので、特に苦手という以外は積極的に食べていきたいですね。