オリンピックは様々な人間ドラマから、私たちに感動を与えてくれる素晴らしいもので、2020年には東京オリンピックで開催することが決まっています。
そんなオリンピックですが、オリンピックのシンボルマークであるあの「5つの輪」の意味・表しているものをご存知でしょうか。
これからオリンピックが始まるので、見る前に豆知識や予備知識として覚えておくと良いですね。この記事では、オリンピックのシンボルマークについて解説しています。
オリンピックのシンボルマークは誰が考案した?

オリンピックのシンボルマークについては「五輪マーク」と言われることもありますが、正式名称は「オリンピック・シンボル」です。左から青・黄・黒・緑・赤の色でできた輪っかが特徴的ですね。
この「オリンピック・シンボル」は、フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵の発案によるものだとされています。
ピエール・ド・クーベルタン男爵は、古代オリンピックを復興させて近代オリンピック(現在のオリンピック)の基礎を築いた人・提唱者でもあります。また、その功績から「近代オリンピックの父」とも呼ばれています。
「オリンピック・シンボル」は何を表している?

「オリンピック・シンボル」は5つの輪が重なり合うような形になっています。
この5つの輪というのが、世界の五大陸である「ヨーロッパ大陸」「南北アメリカ大陸」「アフリカ大陸」「アジア大陸」「オセアニア大陸」を表しており、重なり合っているのは相互の結合関係・連帯関係を意味しています。
オリンピックは平和の祭典としても知られているので、世界中の人々が手を繋いでこれからも平和でいられるように、と行った願いが込められているんですね。
5つの輪はそれぞれ、左から青・黄・黒・緑・赤の色で構成されていますが、何色がどこの大陸を表している、というようなことはなく、それとは別に違う意味が込められています。
「オリンピック・シンボル」の色は何を表している?

先ほども説明をしましたが、「オリンピック・シンボル」の輪に関しては、世界の五大陸、そして重なり合っているのは相互の結合関係・連帯関係を意味しています。
しかし、「オリンピック・シンボル」の色に関しては諸説ありどれが本当なのか、それとも全てが本当なのか分かっていないようです。主な説にはこのようなものがあります。
- 5つの自然現象を意味している
- スポーツの5大鉄則を意味している
- 5色に旗の「白色」を加えると世界のほとんどの国旗の色を表現できることを意味している
5つの自然現象というのは、「水・砂・土・木・火」のことで、青色は「水」を、黄色は「砂」を、黒色は「土」を、緑色は「木」を、赤色は「火」を意味しています。
対してスポーツの5大鉄則というのは「水分・栄養・技術・体力・情熱」のことで、青色は「水分」を、黄色は「栄養」を、黒色は「技術」を、緑色は「体力」を、赤色は「情熱」を意味しています。
このように諸説がありますが、それぞれの大陸を色で表しているということはなく、どんな意味が込められているのかは実際には分かっていないようです。
知ってる?オリンピックのシンボルマークに込められた意味についてまとめ
オリンピックのシンボルマークについて見ていきました。
- オリンピックのシンボルマークは、近代オリンピックの父であるピエール・ド・クーベルタン男爵が考案した
- 「オリンピック・シンボル」の5つの輪は、世界の五大陸である「ヨーロッパ大陸」「南北アメリカ大陸」「アフリカ大陸」「アジア大陸」「オセアニア大陸」を表しており、重なり合っているのは相互の結合関係・連帯関係を意味している
- 「オリンピック・シンボル」の色は、5つの自然現象、スポーツの5大鉄則、5色に旗の「白色」を加えると世界のほとんどの国旗の色を表現できる、などの意味が込められているとされている
オリンピックのシンボルマークの正式名称は「オリンピック・シンボル」、5つの和は世界の5大陸を表しており、構成している色については諸説あり、どれが本当かは分かっていなようですが、どれもしっくりきますね。ぜひ、参考にされて見てください。


