「○○をフューチャーする」などの使い方で「フューチャー」という単語を聞いたことがないでしょうか。
「フューチャーって確か「未来」っていう意味で「未来している」ってどういうこと?他にも意味があるの?」と思いますよね。実はこの翻訳の通りで、別の単語と勘違いして使っている誤用が多い表現です。
正しくは「フューチャー」ではなく「フィーチャー」という単語を使って「フィーチャーする」と言います。
この記事で紛らわしい「フューチャー」と「フィーチャー」の意味について一緒に見ていきましょう。
「フューチャー」「フィーチャー」とは

「フューチャー」について詳しく
「フューチャー」とは英語の綴りでは「future」と表記する名詞です。意味に関しては以下のものがあります。
- 未来
- 将来
- 行く末
- 先行き
- 今後
どれも似たような意味で、基本的に「未来」のことを指す言葉だと覚えておけば問題なさそうですね。そして、冒頭でも触れました「フューチャーする」にどの意味を当てはめても「未来する」「将来する」などの意味が分からない表現になってしまいます。
「フューチャーする」という表現は間違いなので注意です。
「フィーチャー」について詳しく
「フィーチャー」とは英語の綴りでは「feature」と表記する名詞・動詞です。意味に関しては以下のものがあります。
- 注目(する)
- 特色(を出す)
- 特集(客演)
- 顔つき
- 容貌
ほとんど1つの意味しか持たない「フューチャー」と比べると、「フィーチャー」は様々な意味がある言葉になっています。
日本ではこの中でも「注目(する)」という意味で使われることが多く、冒頭でも触れました「フィーチャーする」は「注目する」という意味で使われます。
間違えやすい「フューチャー」と「フィーチャー」

「フューチャー」と「フィーチャー」は「future」「feature」と綴りが似ているということから読み間違えが起こりやすく、混同して使っているということが多いです。
度々出ている「フューチャーする」は「未来する」「将来する」といった意味が分からない表現になり、これは間違いです。正しくは「フィーチャーする」という使い方をし、日本では取り分けて「注目する」という意味で使われます。
「あのアーティストにフィーチャーしている」という文章であれば、「あのアーティストに注目している」という意味の文になります。
「feat○○」の意味・読み方
「フィーチャーする」以外にも音楽業界で「客演」という意味で使われる「feature」の現在分詞である「feat(featuring)」も読み方に関して間違いが多いです。
「青山テルマ feat.SoulJa(ソルジャー)/そばにいるね」のような使われ方をしますね。
この場合、「feat」は「フィーチャリング」と読むのですが、「フューチャリング」と読む方が多いです。「フィーチャーする」と同様に気をつけたい表現ですね。
「フューチャーする 」の意味は何?「フィーチャー」との違いは?まとめ
「フューチャー」と「フィーチャー」の意味について見ていきました。
- 「フューチャー(future)」:「未来」「将来」「行き先」と言ったこれから先のことを表す名詞
- 「フィーチャー(feature)」:「注目(する)」「特色(をだす)」「特集(客演)」などを意味する名詞・動詞
- 「future」「feature」と綴りが似ているということから読み間違えが起こりやすく、混同して使っているということが多いので注意
どうしても「future」「feature」と綴りが似ているということから間違いが起こりやすいですが、人前で恥をかかないようにしっかりと覚えておきたいところですね。


