豆知識・雑学

「にやける」と「にやにや」は意味が違うって本当?

日常会話の中で「にやける」や「にやにや」という表現を使うという方は多いと思いますが、実はこの2つの言葉、同じ意味に捉えられがちですが、全く違う意味なんです。

その日本語の正しい意味とは全く違う意味で使われるものは多くありますが、その中でも、その間違いについて全く気付かずに使われているのが「にやける」で、その誤用に関しては何と7割もいるという調査結果が出ています。

この記事で、「にやける」の本来の意味について見ていきましょう。

「にやける」の本来の意味とは

「にやける」の本来の意味とは

「にやける」とは男性が「なよなよ」した態度をしていること、女性のように色っぽい様子に見えることという意味があります。ここで使われている「なよなよ」とは、力がなくて弱々しいさま、頼りない様子、と言った意味があります。

「にやける」の漢字表記は「若気る」です。

「にやける」には「薄笑いを浮かべる」と言った意味はなく、男性限定で使われる言葉です。

文化庁が毎年行う「国語に関する世論調査」の結果についてという16歳以上の男女2000人を対象とするもの日本人の国語力を問うものでは、「にやける」の意味を「薄笑いを浮かべている」という間違えた回答をしている人が7割もいました。本来の意味で回答していた人は15%で、誤用の意味が世間一般に広まっています。「にやける」と「にやにや」どちらも似たような字面なので、勘違いして使っている人が多いのかもしれませんね。

✏︎「国語に関する世論調査」について

「にやける」の語源は何?

「にやける」の語源は何?

「にやける」は名詞の「若気(にやけ)」が動詞化したものです。あまり漢字で書くことはないとは思いますがこの「若気(にやけ)」に「る」をつけて「若気(にやけ)る」となります。

「若気」は鎌倉時下代から室町時代にかけて、男性の色気を売りにしていた若者の呼び名として使われていました。この意味が現在の「にやける」の意味に繋がっています。その当初は「にゃけ」「にゃける」という発音でしたが、「にやける」という言い回しに変化していったとされます。

「にやにや」の意味は何?

「にやにや」の意味は何?

「にやにや」の意味についても見ていきましょう。

「にやにや」とは薄笑いを浮かべる様、意味ありげに、バカにしたように笑う様という意味があります。

「にやける」の「男性がなよなよした態度をしていること」とは全く違い、「にやける」は男性限定で使われる言葉ですが、「にやにや」に関しては男性女性関係なく使うことができる言葉です。

「にやける」と「にやにや」は意味が違うって本当?まとめ

「にやける」の本来の意味について見ていきました。

言葉 意味 備考
「にやける」 男性が「なよなよ」した態度をしていること。女性のように色っぽい様子に見えること 名詞の「若気(にやけ)」が動詞化したもので、漢字では「若気る」と表記する
「にやにや」 薄笑いを浮かべる様。意味ありげに、バカにしたように笑う様 男性女性関係なく使うことができる

「にやける」には「薄笑いを浮かべる様」という意味ではなく、「男性がなよなよした態度をしていること」「女性のように色っぽい様子に見えること」という全く違う意味がありました。ぜひ、参考にされて見てください。

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