豆知識・雑学

血液型が「ABC」型ではなく「ABO」型なのはなぜ?

皆さんの血液型は何型でしょうか。血液型は皆さんご存知の通り基本的にA型、B型、O型、AB型の4種類があります。

血液型は4種類ありますが、この4種類の血液型を見て何か疑問に思ったことはないでしょうか。A型、B型ときたら普通に考えてアルファベット順で次は「C型」がくるんじゃないのかと思いますよね。

実はその通りでかつては血液型には「C型」が使われていたんです!

しかし、今では「C型」ではなく「O型」になっていますよね。なぜ「C型」から「O型」に変更されたのでしょうか。

そもそも血液型とは何?

血液型と聞くと血液の種類を表しているような感じがしますが、血液型というのは抗原の種類によって、個人を区別するものです。

赤血球の表面には250種以上の「表面抗原」というものがあり、その代表となるものがAとBの抗原です。表面にA抗原があると「A型」、B抗原があると「B型」、AとB2つの抗原があると「AB型」、2つの抗原がないと「O型」になります。

ちなみに植物にも血液型のようなものが存在しており、その植物によって血液型が違います。調べてみると面白いですよ!

血液型は当初はA型、B型、C型、AB型だった?

血液型は当初はA型、B型、C型、AB型だった?

血液型は、1901年オーストリアの医学者「カール・ラントシュタイナー」という人物が発見しました。

当時は3種類の血液型を発見し、それぞれをA型、B型、C型に分類をしました。ここのC型がのちにO型になります。

3種類ということからも分かる通り、その時はAB型の発見を見逃しており、翌年の1902年にAB型を発見、A型、B型、C型に新たにAB型という血液型が加わりました。

AB型の発見は良いのですが、A型、B型、C型に新たにAB型という血液型が加わって少し経ったあたりから「C型」ではなく「O型」と次第に表記、呼ばれるようになっていきました。なぜ「C型」ではなく「O型」になっていったのでしょうか。

血液型の発見は、輸血の安全性の向上に大きく貢献しました。血液型というものが無かった頃は、博打のような感じで輸血で回復する人もいれば、その輸血で血液が合わないために命を落とす人もいたそうです。

なぜ「C型」から「O型」になったのか

なぜ「C型」から「O型」になったのか

赤血球の表面には250種以上の「表面抗原」というもので血液型を分類するという話をしました。表面にA抗原があると「A型」、B抗原があると「B型」、AとB2つの抗原があると「AB型」、2つの抗原がないと「O型」ですね。

この辺りが関係して「C型」から「O型」になっていったとされています。

抗原を持たないということから「0(ぜろ)型」→「O(オー)型」に

抗原を持たないということから「0」→「O」に

面にA抗原があると「A型」、B抗原があると「B型」ですが、「O型」に関しては抗原がない場合が当てはまります。何も抗原を持っていないということから
「C型」ではなく次第に「0(ぜろ)型」と呼ばれるようになっていきました。

しかし、様々な文書で「0(ぜろ)型」と表記されているのを見て「0(ぜろ)」ではなくアルファベットの「O(オー)」と間違える人が出てきました。そこからどんどん広がっていき「0(ぜろ)」と「O(オー)」の2つの読み方が出てくるようになりました。

これだと様々な人が困ってしまうので、1927年国際連盟・第3回血清標準委員会で、血液型は「O(オー)」に統一されて今日に至っています。

ドイツ語の「ohne」の頭文字から

ドイツ語の「ohne」の頭文字から

もう1つ「C型」から「O型」に変更された説があります。

C型をO型に変更した理由は、数字の「0(ぜろ)」ではなく、ドイツ語の「ohne」という「何もない」という意味の頭文字という説もあります。

この2つの説がありますが、どちらが本当かは今のところ分かっていません。もしかしたら両方の説が本当で、各地でこういう解釈で広まっていったのかもしれませんね。

血液型が「ABC」型ではなく「ABO」型なのはなぜ?まとめ

この記事のまとめ

もともとはA型、B型、C型、AB型という4種類の血液型が存在していたが、抗原を持たないということから「0(ぜろ)型」→「O(オー)型」に、ドイツ語の「ohne」という「何もない」という意味の頭文字をとって「O(オー)型」という、読み間違えと頭文字をとったという理由からC型ではなくO型になった。

もともとはA型、B型、C型、AB型という4種類の血液型が存在していましたが、C型はその特徴から紆余曲折あってO型と呼ばれるようになっていきました。

確かに「0(ぜろ)」と「O(オー)」は似ているので勘違いしてしまうのも納得ですね。