豆知識・雑学

「犬も歩けば棒に当たる」の2つの意味は?由来や類語について

犬も歩けば棒に当たる」ということわざの意味をご存知でしょうか。

「犬も歩けば棒に当たる」は何となくですが、ことわざの代表のような、とても親しみが持てるものですね。また、ことわざと言うと大体が1つの意味しかないものが多いですが「犬も歩けば棒に当たる」に関しては2つの意味があるのも面白いところです。

この記事では以下の点に焦点を当てて見ていきたいと思います。

  • 「犬も歩けば棒に当たる」の意味・由来
  • 「犬も歩けば棒に当たる」の類語
  • 「犬も歩けば棒に当たる」の使い方

「犬も歩けば棒に当たる」とは

「犬も歩けば棒に当たる」とは

「犬も歩けば棒に当たる」の意味

「犬も歩けば棒に当たる」には「何かをしようとする・出しゃばると思わぬ災難に遭うという戒め」という意味と、「じっとしないで、何か行動を起こすと思いがけない幸運に遭遇できる」という2つの意味があります。

出しゃばると思わぬ災難にあってしまうけど、行動を起こさないと幸運にも巡り会うことができないという、真逆の意味である2つを持っています。

どちらか一方の意味しか知らないという方が多いので、この機会にしっかりと覚えておきましょう。

「犬も歩けば棒に当たる」の由来・元々は1つだけの意味だった

「犬も歩けば棒に当たる」には「何かをしようとする・出しゃばると思わぬ災難に遭うという戒め」という意味と、「じっとしないで、何か行動を起こすと思いがけない幸運に遭遇できる」という2つの意味で知られていますが、元々は前者の「戒め」という意味しかありませんでした。

「犬も歩けば棒に当たる」の「棒に当たる」というのは「棒で殴られる」という意味があります。昔は犬などを飼っていても放し飼いというのが当たり前という時代だったので、飼っている犬や、野犬がそのあたりをうろついて棒でひっぱたかれるということがあったそうです。

そのため、「何かをしようとする・出しゃばると思わぬ災難に遭うという戒め」という意味で「犬も歩けば棒に当たる」ということわざが出来上がりました。

「棒」は災難に遭うことの例えでしたが、時代が進んでいくにつれて、次第に(江戸時代ごろに)「幸運」という意味でも使われるようになりました。こういう場合、後から出てきた方は誤用とされるのがほとんどですが、「犬も歩けば棒に当たる」に関してはそのようなことはないようです。

「犬も歩けば棒に当たる」の類語

「犬も歩けば棒に当たる」の類語

「歩く足には泥がつく」

「犬も歩けば棒に当たる」の類語には「歩く足には泥がつく」と言うものがあります。

どんなことでも行動を起こせば、何らかの煩わしいことが起きるという意味があります。また、同じようなもので「歩く足には塵がつく」「歩く足には棒あたる」「歩く犬が棒にあたる」があり、どれも同じ意味があります。

これは「犬も歩けば棒に当たる」の「戒め」の方の意味ですね。

「藪をつついて蛇を出す」

同じように「藪をつついて蛇を出す」があります。「ヤブヲツツイテヘビヲダス」と読みます。

余計なことをしたことにより、今の状況が悪くなってしまうことという意味があります。

こちらも「犬も歩けば棒に当たる」の「戒め」の方の意味になります。

「思い立ったが吉日」

同じく「思い立ったが吉日」があり、「オモイタッタガキチジツ」と読みます。

何かを始めようと思ったら、ためらわないですぐに行動を起こした方が良いという意味があります。

「怪我の功名」

同じく「怪我の功名」があり、「ケガノコウミョウ」と読みます。

何気なく起こした行動や失敗が、偶然によい結果をもたらすことという意味があります。

こちらも「犬も歩けば棒に当たる」の「幸運」の方の意味になります。

「犬も歩けば棒に当たる」の使い方

「犬も歩けば棒に当たる」の使い方

「犬も歩けば棒に当たる」には2つの反対の意味があるので、文脈によってその都度どちらの意味か判断をしなけばいけないので注意です。
[jin-fusen03 text=”「犬も歩けば棒に当たる」を使った例文”]

  • 「犬も歩けば棒に当たる」と言うし、まずは行動することから始めてみようよ!
  • 「犬も歩けば棒に当たる」の精神で、片っぱしから面接に行ってみよう
  • 騒動の仲裁に入ったら、とばっちりで殴られてしまった。これが「犬も歩けば棒に当たる」か。
  • 「犬も歩けば棒に当たる」と言うし、下手なことはやらない方がいいと思うよ。

「犬も歩けば棒に当たる」の2つの意味は?由来や類語について

「犬も歩けば棒に当たる」の2つの意味は?由来や類語について
この記事のまとめ
  • 「犬も歩けば棒に当たる」の意味
    →何かをしようとする・出しゃばると思わぬ災難に遭うという戒め
    →じっとしないで、何か行動を起こすと思いがけない幸運に遭遇できる
  • 「犬も歩けば棒に当たる」の類義(戒め)
    →「歩く足には泥がつく」
    →「藪をつついて蛇を出す」
  • 「犬も歩けば棒に当たる」の類義(幸運)
    →「思い立ったが吉日」
    →「怪我の功名」

「犬も歩けば棒に当たる」には2つの異なった意味があるので、使う際や、文章を読むときは注意してくださいね。