皆さんは「扇風機をつけて寝ると死ぬ」という都市伝説のような嘘のような話を聞いたことがあるでしょうか。暑い夏、それも寝る時間には欠かせない「扇風機」ですが、これが本当だとしたら大変ですよね。
どういった経緯で死に繋がってしまうのか、本当に死に繋がってしまうのか、とても気になりますよね。
この記事では、どういった理由で死に繋がってしまうのか・本当に「扇風機をつけたまま寝ると死ぬ」のかについてまとめています。
「扇風機をつけたまま寝ると死ぬ」は本当?

「扇風機をつけたまま寝ると死ぬ」という都市伝説の主な死因となるのが、扇風機の風に当たり続けることによって引き起こされる体温の低下、それに伴って引き起こされる「心筋梗塞」や「脳梗塞」です。
過去には「扇風機による死亡」という報道が新聞でされ、実際に死亡してしまったケースがあります。都市伝説ではなく本当に扇風機で死亡事故が起こっていたんですね。
しかし、この報道で死亡した方には「アルコールを大量に摂取した状態」「心臓に持病を抱えていた」という他の要因も重なってもいました。扇風機が直接的な原因ではなく、元々持病を抱えていたり、アルコールを大量に飲んでの泥酔状態などに、睡眠中の無意識下に身体の体温調節を狂わせてしまうことが重なって、こういった事故が起こってしまいました。
なので、健康的な方が扇風機に当たり続けたまま寝たとしても、私たちの命を脅かすような体温低下は引き起こされません。
また、こういった突然死に関しては全てが全て、解剖されるというわけではなく、推定の部分が多いのが現状のようで、原因が何なのか分からないという部分も多いようです。入浴時の血圧変動や、アルコールを飲んだことによる脈拍数増加など、突然死のリスクというのは日常生活のどこにでも隠れているんですね。
しかし、扇風機をつけたまま寝ると死にはしないものの体に良くない効果をもたらすのは確かです。
扇風機をつけたまま寝ることでの悪影響

扇風機をつけたまま寝ることで死ぬということは、健康体や持病を持っていない場合はありませんが、身体には少なからず悪影響があります。
主にこんなことが引き起こされてしまうとされています。
- 下痢・腹痛
- 体調不良
- 寝冷え
- 低体温症
扇風機をつけたまま寝ると、身体が冷やされて下痢や腹痛、寝冷え、低体温症などになってしまう恐れがあります。お腹を出して寝てしまい、下痢や腹痛になったことがある方は多いのではないでしょうか。
また、起床したときに何となく身体がだるく感じてしまうのは、長時間に渡って扇風機の風を受けたことによるストレスによるものです。
扇風機をつけて寝る場合は

扇風機をつけて寝る場合は、首振り機能を使って部屋全体に風を行き渡らせるようにし、体の一部分にずっと当て続けないようにすることが大切です。扇風機によってはタイマーの機能がついているものもありますので、それを設定して、ある程度の時間が経ったら、自動で切れるようにするのも良いです。
また、暑い夏は扇風機だけでは熱中症になってしまう恐れがあります。その場合はエアコン・クーラーと併用することで、涼しいだけでなく節電にも繋げることができるので、この辺りも覚えておきましょう。

よく耳にする「扇風機をつけたまま寝ると死ぬ」は本当?嘘?まとめ

扇風機をつけたまま寝ると死んでしまう、というのは直接的な原因ではなく、様々なことが重なって引き起こされてしまうことが分かりました。通常、扇風機をつけたまま寝ることによって私たちの命を脅かすような体温低下は引き起こされません。
しかし、少なからず悪影響はあるので、つけたまま寝る場合は、首振り機能・タイマー設定を駆使していきましょう。


