秋から冬にかけての季節になると「かぼちゃ」を食べる機会が多くなりますよね。
「かぼちゃ」は大変美味しい食べ物ですが、皆さん1度は「皮まで食べることができるのか」「皮まで食べて大丈夫なの?」と思ったことはないでしょうか。
農薬が気になる、あまり美味しくという理由で避けられてしまいがちですが、実は食べることによって素晴らしい効果があるんです。
この記事では以下の点に焦点を当てて「かぼちゃ」の皮について見ていきたいと思います。
- 「かぼちゃ」の皮は食べても平気なのか?
- 「かぼちゃ」の皮の栄養価について
- 美味しい「かぼちゃ」の見分け方
「かぼちゃ」の皮は食べても大丈夫なの?

「かぼちゃ」の皮は、農薬が気になる、あまり美味しくという理由から何となく避けられてしまいがちですが、実は身である黄色の方よりも、「かぼちゃ」の皮の方が栄養価が高いんです。
日本のスーパーなどで扱われている「かぼちゃ」に限らず様々な野菜類は、規定された法律に従って管理されているものが販売・流通されています。しっかりと洗って調理をすれば農薬を心配することなく食べることができます。
また、色が変化している箇所は日光が当たらなかった部分、「かぶちゃ」の皮についているブツブツしたようなものは「かぶちゃ」の成長途中についた何かにかざったりぶつかったりしたときの傷なので、こちらも心配する必要はありません。
「かぼちゃ」の皮の栄養価について

「かぼちゃ」の皮はあまり美味しくない、農薬や色が気になるという理由から心配になるという方もいますが、前述の通りその心配はなく、実よりも皮の方が栄養価が高いです。なので、よほど苦手・嫌いということ以外では、「かぼちゃ」の皮を食べないのはもったいないです。
そんな「かぼちゃ」の皮には以下の栄養素が含まれており、赤くなっているものは特に多く含まれています。
- カリウム
- カルシウム
- 食物繊維
- 鉄分
- ビタミン(B1,B2,C,E)
- β-カロテン
「かぼちゃ」の皮には多くの栄養素が含まれており、中でも「食物繊維」「β-カロテン」の含有量は「かぼちゃ」の実の2倍もあります。
- ✏︎「食物繊維」
→腸内環境を整える、虫歯予防、コレステロール値・血糖値を下げる、生活習慣病予防 - ✏︎「β-カロテン」
→抗酸化作用、老化防止、ガン予防、アンチエイジング効果
「かぼちゃ」の実だけでなく、皮にも多くの栄養素が含まれているので、これを知ってしまったからにはこれからは積極的に食べていきたいですね。
種やワタにも栄養素が…
「かぼちゃ」の皮は今まで食べていたという方も中にはいるとは思いますが、普段は捨ててしまう種やワタにも「かぼちゃ」の皮と同じように栄養素が含まれています。
また、ワタは「かぼちゃ」の中でも甘みが強く美味しい部分なので、実は捨ててしまうのは勿体無いんです。
ワタを食べる場合は「かぼちゃ」の皮ごと煮て煮付けに、種はフライパンでカリカリになるまで炒めるという調理方法がおすすめです。
美味しい「かぼちゃ」の見分け方について

見た目から判断
「かぼちゃ」は収穫してからすぐに食べても甘みは少ないのですが、1~2ヶ月ほど時間が経ち乾燥すると、デンプンが糖へと変化し甘みが増します。その乾燥具合は「かぼちゃ」のヘタを見ると判断することができます。
ヘタがコルクのように乾燥している場合は、よく熟成されていて美味しい証拠なので、これからは「かぼちゃ」を購入する際は、ヘタを注視して見ましょう。
また、カットされている「かぼちゃ」の場合は、実の色がより濃いものを選ぶのが良いです。
感触で判断
見た目で判断することができますが、同じように手で触ることによっての感触でも判断することができます。
爪を立てても凹まないくらいの強度を持ち、ツヤがあり、しっかりと重みがあるものは美味しい「かぼちゃ」である証明です。
上記の見た目での判断とあわせて、感触でも判断するとより美味しいかぼちゃ」を選べると思いますので、ぜひ試されて見てくださいね。
「かぼちゃ」は皮は食べられるの?「かぼちゃ」の皮の栄養価についてまとめ

- 「かぼちゃ」の皮は実と同じように問題なく食すことができる
- 「かぼちゃ」の皮には栄養素が多く含まれており、中でも「食物繊維」「β-カロテン」の含有量はとても多い
- 「かぼちゃ」の皮と同じように、種やワタにも栄養素が含まれている
「かぼちゃ」実だけでなく、皮や種、ワタにも多くの栄養素が含まれています。
今まで捨てていたという方はこの機会にぜひ食べて見てくださいね。ただ、苦手という方もいると思いますので、その場合は無理しなようにしてください。