「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いは何かご存知でしょうか。「ワシントン」はアメリカ合衆国の首都の名前ですが、これら2つは同じものとして捉えられてしまいがちですが、「ワシントンDC」と「ワシントン州」では意味が違います。
「DC」と「州」がそれぞれつくことによってどのような意味、違いが生まれてくるのか、知っている方は意外にも少ないのではないかと思います。
この記事で、「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いについて見ていきましょう。
「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違い

「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いは以下の通りです。
- 「ワシントンDC」:アメリカ合衆国の首都のこと
- 「ワシントン州」:アメリカ合衆国に50ある州の内の1つで、カナダに隣接する西海岸最北部にある州のこと
「ワシントンDC」はアメリカ合衆国の首都、「ワシントン州」はアメリカ合衆国にある州の1つです。前者は同国の東海岸に、後者は西海岸にあり、位置も全く異なります。
「ワシントンDC」「ワシントン州」とは

「ワシントンDC」について詳しく
「ワシントンDC」とはアメリカ合衆国の首都のことです。
「ワシントンDC」は、アメリカ合衆国東海岸「メリーランド州」と「ヴァージニア州」に挟まれたポトマック川河畔に位置しています。
「ワシントンDC」の「DC」とは「District of Columbia」の略称で、日本語では「コロンビア特別区」という意味があり、この都市の法律上でも記載も「District of Columbia」となっています。ちなみに、「ワシントンDC」の「ワシントン」は、初代アメリカ合衆国大統領である「ジョージ・ワシントン」、「District of Columbia」はアメリカ大陸を発見した「コロンブス」の名前に由来しているとされています。
アメリカ合衆国には様々な都市、州がありますが、「ワシントンDC」はどの州にも属さず、他の州と同等の地位にある連邦政府直轄の特別区となっています。「ワシントンDC」には大統領官邸である「ホワイトハウス」、連邦会議事堂や、連邦最高裁判所などの行政、立法、司法の最高機関が設置されている他、金融センターとしても高い重要性を持っており、国際的な影響力を持つ世界都市、計画都市となっています。
「ワシントン州」について詳しく
「ワシントン州」とはアメリカ合衆国に50ある州の内の1つで、カナダに隣接する西海岸最北部にある州のことです。
州都は「オリンピア」です。
「ワシントンDC」は東、「ワシントン州」に関しては西にと、位置的には真逆に位置していますが、「ワシントンDC」と「ワシントン州」の意味を同じものと考えたり、混同したりすることが多いです。また、「ワシントンDC」「ワシントン州」もそうですが、アメリカ合衆国には初代大統領である「ジョージ・ワシントン」を因んだものが多いです。
「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いは何?まとめ
「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いについて見ていきました。
呼称 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
「ワシントンDC」 | アメリカ合衆国の首都 | 「DC」とは「District of Columbia」の略称で、日本語では「コロンビア特別区」という意味があり、同国の東海岸に位置している |
「ワシントン州」 | アメリカ合衆国に50ある州の内の1つで、カナダに隣接する西海岸最北部にある州 | アメリカ合衆国には初代大統領である「ジョージ・ワシントン」を因んだものが多い |
ぜひ、参考にされて見てください。


