「とり肉」を使った料理は数多くあり普段からよく食べるという方が多いと思います。しかし、その中でも「とり肉」の表記は「鳥肉」と「鶏肉」の2つがありますが、これらの違いは何かご存知でしょうか。
この記事で、「鳥肉」と「鶏肉」の違いについて見ていきましょう。
「鳥肉」と「鶏肉」の違い

「鳥肉」と「鶏肉」の違いは以下の通りです。
- 「鳥肉」:鳥類全般の肉。しかし世間一般では「鳥肉」というと「鶏肉」をイメージすることが多い
- 「鶏肉」:キジ目ニワトリ属に属する鳥類である「鶏」の肉
「鳥肉」は鳥類全般の肉、「鶏肉」はキジ目ニワトリ属に属する鳥類である「鶏」の肉をそれぞれ指しており、総称か種類かの違いがあります。
「鳥肉」「鶏肉」とは

「鳥肉」について詳しく
「鳥肉」とは鳥類全般の肉のことを指します。
「鳥肉」というとどうしても「鶏(にわとり)」のイメージが強く、またそのように「鳥肉」=「鶏」と扱われることも多いですが、「鶏」に限らず「アヒル」「ウズラ」「ガチョウ」「七面鳥」など、様々な種類の鳥類の肉を指します。
地球上には様々な種類の鳥類がおり、それらの肉全てをひっくるめて「鳥肉」と言いますが、特別に保護されている種類もいるので、全てが全て食用として扱われることはありません。
「牛肉」「豚肉」「羊肉」と並んで世界中で親しまれている「鳥肉」ですが、この中でも特に地域や宗派による信仰の違いで、食べることができないということが少ないです。
「鶏肉」について詳しく
「鶏肉」とはキジ目ニワトリ属に属する鳥類である「鶏」の肉のことを指します。
「とりにく」と読むことが多いですが、より厳密には「けいにく」と言います。「鳥肉」は鳥類全般を指す言葉ですが、「鶏肉」は「鶏」のみを指す言葉です。「庭の鳥」という意味から「鶏」と呼ばれており、インドや東南アジアに分布する「セキショクヤケイ」という種類がが原種とされています。
「鶏」の種類としては天然記念物である「軍鶏(しゃも)」や「烏骨鶏(うこっけい)」、食用の若鶏である「プロイラー」、飼育期間や与える餌などに工夫が施された「銘柄鳥」、「地鶏」などがおり、部位には「ささみ」「すね肉」「手羽」「胸肉」「もも肉」などがあります。
「鳥肉」と「鶏肉」の違いは何?まとめ
「鳥肉」と「鶏肉」の違いについて見ていきました。
- 「鳥肉」:鳥類全般の肉。しかし世間一般では「鳥肉」というと「鶏肉」をイメージすることが多い
- 「鶏肉」:キジ目ニワトリ属に属する鳥類である「鶏」の肉
同じように扱われることがほとんどですが、「鳥肉」と「鶏肉」にはこのような違いがあります。ぜひ、参考にされて見てください。


