「たくあん」と「たくわん」は何が違うのかご存知でしょうか。
違いも何も両者とも同じものを指すのですが、「あ」と「わ」の発音や表記の違いがあるので、どちらが正しいのか気になりますよね。
この記事で、「たくあん」と「たくわん」の違いについて見ていきましょう。
「たくあん」と「たくわん」の違い

「たくあん」と「たくわん」の違いは以下の通りです。
- 「たくあん」:大根を糠と塩などで漬けた漬物のこと
- 「たくわん」:「たくあん」と同じものを指し、異なる呼称のこと
正式には「たくあん」ですが、世間一般では発音がしにくいということから「たくわん」の方が多く使われています。
「たくあん」「たくわん」とは

「たくあん」について詳しく
「たくあん」とは大根を糠と塩などで漬けた漬物のことです。
漢字では「沢庵」と表記し、正式には「沢庵漬け」と言います。
大根を数日間天日干しし、しなびた状態の大根を、専用の容器に入れて米糠と塩で1~数か月間漬けます。天日干しと塩を加えることにより、大根本来の味を凝縮させて作ります。作る過程で米糠につけるために、色が徐々に黄色へと変化していきます。
「たくあん」という名前の由来は、一説によると「沢庵宗彭(たくあんそうほう)」という、江戸時代の臨済宗の僧が考案したからだと言われています。
「たくわん」について詳しく
「たくわん」とは「たくあん」と同じものを指し、異なる呼称のことです。
由来から考えても「たくあん」の方が正しいですが、発音がしにくいということから「たくわん」の方が一般的に使われることが多いです。また、このことからインターネット上にあるあらゆるサイトでも「たくわん」の方が多く使われています。
漢字では「沢庵」と表記しますが、スマートフォンなどで文字入力をする際に「たくわん」と入力しても漢字の表記が出ない場合があります。
「たくあん」と「たくわん」の違いは何?
「たくあん」と「たくわん」の違いについて見ていきました。
- 「たくあん」:大根を糠と塩などで漬けた漬物のこと
- 「たくわん」:「たくあん」と同じものを指し、異なる呼称のこと
「あ」と「わ」の発音や表記の違いでも、こう言ったことは1度気になると調べてたくなるものですよね。ぜひ、参考にされて見てください。