料理のレシピには度々「小さじ」「少々」「ひとつまみ」といった表現が使われることがあります。
どれも少ない量というのは分かるのですが、普段から料理をあまりしないとこういった違いも分からないですよね。
この記事で、「小さじ」と「少々」と「ひとつまみ」の違いについて見ていきましょう。
「小さじ」と「少々」と「ひとつまみ」の違い

「小さじ」と「少々」と「ひとつまみ」の違いは以下の通りです。
- 「小さじ」:小さい方の計量スプーンすり切り1杯分のことで、「5ml(cc)」のこと
- 「少々」:親指と人差し指で摘んだ量、「小さじ」の約1/8ほどの量のこと。ただし、定義が異なる場合がある。
- 「ひとつまみ」:親指、人差し指、中指で摘んだ量、「小さじ」の約1/4~1/5ほどの量のこと。ただし、定義が異なる場合がある。
「小さじ」は「5ml(cc)」と定義がされていますが、「少々」は親指と人差し指で摘んだ量、「ひとつまみ」は親指、人差し指、中指で摘んだ量と人によって異なり、また「小さじ」1/?ほどの量と文献やインターネット上でも具体的な量に関しては異なっています。
「少々」「ひとつまみ」はあくまでも目安として、調理をする際は適宜調整していきましょう。
「小さじ」「少々」「ひとつまみ」とは

「小さじ」について詳しく
「小さじ」とは小さい方の計量スプーンすり切り1杯分のことで、「5ml(cc)」のことを指します。
「ミリリットル(ml)」と「シーシー(cc)」で単位が違いますが、名称が違うだけで量は全く一緒です。同じような単位に「グラム(g)」がありますが、こちらは、「水」の場合のみ「cc」=「ml」=「g」が成立し、「水」以外だとその比重が異なってしまいます。例えば、醤油だと100cc(ml)でも120gになったり、はちみつだと100cc(ml)でも140gになったりします。
塩の場合、「1ml(cc)」は「1.2g」なので、「小さじ」に直すと約「6g」になります。
計量スプーンには「大さじ」「小さじ」という基本の種類があり、「大さじ」が「15ml(cc)」になります。「中さじ」というものもありますが、これはメーカーによって異なっており、「10ml(cc)」のものもあれば「7.5ml(cc)」のものもあります。また、現在では様々な量の軽量スプーンも販売されています。

「少々」について詳しく
「少々」とは親指と人差し指で摘んだ量、「小さじ」の約1/8ほどの量のことを指します。
「少々」は親指と人差し指で摘んだ量ということは共通しており、「小さじ」の約1/8ほどの量と説明がされることが多いですが、人によって手の大きさが異なり、また「小さじ」の約1/16ほどの量と文献やインターネット上に表記されていることもあり、正確な量は分かっていません。
「少々」はあくまでも目安であり、料理の仕上げの段階などで、細かな調整をする際に使われるという認識で大丈夫だと思います。
「ひとつまみ」について詳しく
「ひとつまみ」とは親指、人差し指、中指で摘んだ量、「小さじ」の約1/4~1/5ほどの量のことを指します。
「少々」と同じく「ひとつまみ」も親指、人差し指、中指で摘んだ量ということは共通しており、「小さじ」の約1/4~1/5ほどの量と説明されることが多いですが、「少々」と同じく「小さじ」の約1/8の量だったりと様々です。「ひとつまみ」も「少々」と同じくあくまでも目安ということを覚えておきましょう。
「ひとつまみ」は野菜の塩もみなどの下ごしらえの際によく使われる言葉です。
同じような言葉に「ひとつかみ」という言葉がありますが、こちらは手の大きさによって量に違いはありますが、片方の手で軽くひとにぎりしたものを指し、大さじ2杯ほどの分量です。
「小さじ」と「少々」と「ひとつまみ」の違いは何?まとめ
「小さじ」と「少々」と「ひとつまみ」の違いについて見ていきました。
- 「小さじ」:小さい方の計量スプーンすり切り1杯分のことで、「5ml(cc)」のこと
- 「少々」:親指と人差し指で摘んだ量、「小さじ」の約1/8ほどの量のこと。ただし、定義が異なる場合がある。
- 「ひとつまみ」:親指、人差し指、中指で摘んだ量、「小さじ」の約1/4~1/5ほどの量のこと。ただし、定義が異なる場合がある。
「小さじ」は小さい方の計量スプーンすり切り1杯分、「少々」は親指と人差し指で摘んだ量、「ひとつまみ」は親指、人差し指、中指で摘んだ量です。ぜひ、参考にされて見てください。


