違い

「祝日」と「祭日」と「祝祭日」の違いは何?

祝日」と「祭日」の違いをご存知でしょうか。

〇〇の日」などの休みのことを「祝日」と呼ぶ方もいれば、「祭日」と呼ぶ方もいますし、また「祝祭日」と呼んでいる方もいますよね。これらの呼び方の違いは何なのか気になりますよね。

この記事で、気になる「祝日」と「祭日」と「祝祭日」の違いについて見ていきましょう。

「祝日」「祭日」「祝祭日」とは

「祝日」「祭日」「祝祭日」とは

「祝日」について詳しく

「祝日」とは建国や独立などのその国の歴史的な出来事や、功績のあった人物を称えて制定される記念日のことです。

国民の祝日に関する法律」という、1948年(昭和23年)にできた法律によって定められています。「祝日」は「国民の祝日」とも言い、年間で16の「祝日」があります。

年間の「祝日」一覧
  • 元日→1月1日
  • 成人の日→1月の第2月曜日
  • 建国記念の日→2月11日
  • 春分の日→3月19日から3月21日の間
  • 昭和の日→4月29日
  • 憲法記念日→5月3日
  • みどりの日→5月4日
  • こどもの日→5月5日
  • 海の日→7月の第3月曜日
  • 山の日→8月11日
  • 敬老の日→9月の第3月曜日
  • 秋分の日→9月22日から9月24日の間
  • 体育の日→10月の第2月曜日
  • 文化の日→11月3日
  • 勤労感謝の日→11月23日
  • 天皇誕生日→12月23日2019年に天皇誕生日は無く、2020年からは2月23日が天皇誕生日となります

また、「祝日」には種類があり「振替休日」と「国民の休日」というものがあり、3種類の「祝日」があります。

「振替休日」は「祝日」が日曜日や他の「祝日」と被った場合に代わりに休みとなる日のこと、「国民の休日」は1986年の法改正以降、「祝日」と「祝日」に挟まれた平日を「国民の休日」として、休みとなる日のことです。同じ意味に扱われてしまいがちですが、それぞれにしっかりと定義がされています。

名称 備考
「祝日(国民の祝日)」 国が制定する記念日のこと
「振替休日」 その「祝日」が日曜日や他の「祝日」と被った場合に、代わりに休みとなる日のこと
「国民の休日」 1986年の法改正以降、「祝日」と「祝日」に挟まれた平日を「国民の休日」として、休みとなる日のこと

「祭日」について詳しく

「祭日」とは宗教儀礼上重要な祭祀を行う日のことです。

「祭日」は皇室を中心とする神道のお祭りのことですが、現在では「祭日」という言葉は法律上存在していません。戦前は「皇室祭祀令」という法律で定められている日を、「祭日」と呼んでいましたが、「国民の祝日に関する法律」が制定された1948年(昭和23年)以降からは「祭日」ではなく、「祝日」や「国民の祝日」と呼ばれるようになったためです。

なので、現在「祭日」というのは間違いで、「祝日」や「国民の祝日」と言うのが正しいです。

現在の「祝日」のうち、戦前に「祭日」と呼ばれていた日を名称を変えて「祝日」となっている日がいくつかあります。

元は「祭日」だった「祝日」
  • 四方説→元日
  • 紀元節→建国記念の日
  • 春季皇霊祭→春分の日
  • 秋季皇霊祭→秋分の日
  • 明治節→文化の日
  • 新嘗祭→勤労感謝の日

また、上のものは名称を変更して現在でも残っていますが、下で挙げている「祭日」は法律改正に伴って廃止されてしまった「祭日」です。

法律改正に伴い廃止されててしまった「祭日」
  • 元始祭→1月3日
  • 新年宴会→1月5日
  • 神武天皇祭→4月3日
  • 神嘗祭→10月17日
  • 大正天皇祭→12月25日

現在でも「祭日」と呼んでしまう要因は、祭日の一部は名称を変更して、今でも祝日として残っていること法改正前・戦前を過ごした方々がそのまま「祭日」を使用していることが挙げられます。

「祝祭日」について詳しく

「祝祭日」とは「祝日」と「祭日」の総称のことです。

法律改正に伴い、今まで使っていた「祭日」とこれから一般的になる「祝日」が混在、どちらを使って良いのか迷った際に両者をまとめて「祝祭日」と呼んでいました。

現在では「祭日」が無いので、間違いということになります。

「祝日」と「祭日」と「祝祭日」の違い

「祝日」と「祭日」と「祝祭日」の違い

法律で定められているかいないか

「祝日」は「国民の祝日に関する法律」で定められていますが、「祭日」「祝祭日」に関しては法律では定められていません。

戦前は「皇室祭祀令」という法律で定められている日を「祭日」と呼んでいましたが、法律の改正後、「国民の祝日に関する法律」が定められると「祭日」と呼ぶのは正しくなくなりました。

「祝日」と「祭日」と「祝祭日」の違いは何?まとめ

この記事のまとめ
  • 「祝日」とは
    →建国や独立などのその国の歴史的な出来事や、功績のあった人物を称えて制定される記念日のこと。「振替休日」と「国民の休日」などの種類がある
  • 「祭日」
    →宗教的に大切な儀式を行う日・皇室を中心とする神道のお祭りのことで、現在の法律では存在しない
  • 「祝祭日」
    →「祝日」と「祭日」2つの総称のこと

「祝日」と「祭日」と「祝祭日」の違いについて見ていきました。現在では「祭日」「祝祭日」を使うのは間違いですが、間違って使ってしまうのも納得ですね。ぜひ、参考にされて見てください。