違い

「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違いは何?

罪を犯した人は「刑務所」「拘置所」「留置所」などに送られてその身柄を拘束されます。

しかし、ここで登場する「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違いは何なのか知っている方は意外にも少ないと思います。ドラマやニュースなどで聞くこれらの名称ですが、目的と状況によって使い分けがされています。

この記事で、気になる「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違いについて見ていきましょう。

「刑務所」「拘置所」「留置所」とは

「刑務所」「拘置所」「留置所」とは

「刑務所」について詳しく

「刑務所」とは拘束され強制労働を義務とさせる「懲役刑」、拘束されるだけで労働の義務はない「禁固刑」、「死刑」などの判決を裁判所で受けた場合に入る場所のことを指します。

「刑務所」の目的は、罪を犯した人への懲罰をする施設のことと思われがちですが実はそれは異なり、その主な目的は、罪の償い・受刑者の更生と社会復帰です。

「拘置所」について詳しく

「拘置所」とは裁判中で刑が確定していない・確定するまでの間、被告人(検察官に起訴された者)が入れられる収容所、また、死刑が確定している死刑囚が入る収容所のことを指します。

刑が確定していないということもあり髪型や服装などの生活面である程度の自由があります。判決が確定すれば、拘置所から出ることができますが、実刑となった場合にはそのまま刑務所に移送されることになります。

「拘置所」の目的は被告人の逃走や、当該事件の証拠隠滅を防ぐところにあります。

「留置所」について詳しく

「留置所」とは正しくは「留置場」と言い、警察によって身柄を拘束された・逮捕された人・被疑者(検察官に起訴されていない者)が入れられる収容所のことを指します。

何かの犯行をした際の逮捕もそうですが、酔っ払いなど保護の際にも使われます。逮捕の場合、牢屋に入れられる場合は鍵をかけられますが、保護の場合は牢屋に入れられても鍵はかけられません。

「留置所」改め「留置場」の目的は被疑者が逃亡したり当該事件の証拠隠滅をしたりしないようにその身柄を拘束または保護、取り調べや捜査をするところにあります。

「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違い

「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違い

役割・目的の違い

「刑務所」と「拘置所」と「留置所」には目的の違いがあります。

「刑務所」は罪の償い・受刑者の更生と社会復帰、「拘置所」は被告人の逃走や、当該事件の証拠隠滅を防ぐ、「留置所」は被疑者が逃亡したり当該事件の証拠隠滅をしたりしないようにその身柄を拘束または保護、取り調べや捜査です。

それぞれが担っている役割・目的が異なり、流れとしては「留置所」→「拘置所」→「刑務所」になります。

「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違いは何?まとめ

「刑務所」と「拘置所」と「留置所」の違いは何?まとめ
この記事のまとめ
  • 「刑務所」とは
    →拘束され強制労働を義務とさせる「懲役刑」、拘束されるだけで労働の義務はない「禁固刑」、「死刑」などの判決を裁判所で受けた場合に入る場所のこと
  • 「拘置所」とは
    →裁判中で刑が確定していない・確定するまでの間、被疑者が入れられる収容所、また、死刑が確定している死刑囚が入る収容所のこと
  • 「留置所」とは
    →正しくは「留置場」と言い、警察によって身柄を拘束された・逮捕された・保護された人・被疑者(検察官に起訴されていない者)が入れられる収容所のこと
  • 「刑務所」と「拘置所」と「留置所」にはそれぞれに目的・役割があり、その違いによって機能している

意外と知っている人が少ない「刑務所」と「拘置所」と「留置所」にはそれぞれに目的・役割があり、それによる違いがあります。「刑務所」と「拘置所」と「留置所」、それぞれの定義や違いについて参考になったら幸いです。