「えんどう豆」と「グリーンピース」、どちらも緑色の球体をしているコロコロした豆のことですが、これらは何が違うのかご存知でしょうか。
かなり似ているので名称の違い以外にはどのようなものがあるのか気になりますよね。
「えんどう豆」と「グリーンピース」は何が違うのか一緒に見て、この機会に覚えていきましょう。
「えんどう豆」「グリーンピース」とは

「えんどう豆」について詳しく
「えんどう豆」とはマメ目マメ科エンドウ属に属する成熟した「エンドウ」の種子のことを指します。中国などのアジア圏、アメリカなど幅広く世界中で栽培されている植物の1つで、日本には平安時代ごろに伝わったとされています。
「エンドウ」はその品種によって種類が分けられており、成熟した状態で実を食べる「硬莢種(こうきゅうしゅ)」と、実が完全に成熟する前の未熟な段階で収穫する「軟莢種(なんきゅうしゅ)」があります。
「えんどう豆」は「エンドウ」が成熟した際に収穫されるものなので、前者の「硬莢種」にあたります。
「えんどう豆」は、ご飯に加えて「豆ご飯」にしたり、煮物に加えて彩りを良くしたりと、その用途は多岐に渡ります。
「グリーンピース」について詳しく
「グリーンピース」とはマメ目マメ科エンドウ属に属する植物で、未熟な段階で収穫された「えんどう豆」のことを指します。
成熟した段階で収穫されれば「えんどう豆」になり、未熟な段階で収穫されれば「グリーンピース」となります。未熟な段階で収穫されるので「エンドウ」は「軟莢種」にあたります。
日本では取り分けてアメリカ原産のものが「グリーンピース」として流通されることが多いです。
「えんどう豆」と同じように、ご飯に加えて「豆ご飯」にしたり、「コーン」や「にんじん」とあわせて「ミックスベジタブル」にしたりと、こちらもその用途は多岐に渡ります。
「えんどう豆」「グリーンピース」の違い

「えんどう豆」「グリーンピース」には成熟か未熟かの違いがあります。「硬莢種」か「軟莢種」かの違いですね。
「えんどう豆」は成熟した「エンドウ」の種子のこと、「グリーンピース」は未熟な状態で収穫された「えんどう豆」のことです。同一の植物ですが収穫する時期の違いによって味や食感にも違いが出て、よりその味わいを楽しむことができますね。
「えんどう豆」と「グリーンピース」の違いは何?まとめ
「えんどう豆」と「グリーンピース」の違いについて見ていきました。
- 「えんどう豆」:マメ目マメ科エンドウ属に属する成熟した「エンドウ」の種子のこと
- 「グリーンピース」:マメ目マメ科エンドウ属に属する植物で、未熟な段階で収穫された「えんどう豆」のこと
- 「えんどう豆」と「グリーンピース」には成熟か未熟かの違いがある
「えんどう豆」と「グリーンピース」には成熟した状態で収穫されるか、未熟な状態で収穫されているかの違いがあり、それによって味や食感が変わっていきます。違いについて参考になったら幸いです。


