違い

「アルバイト」と「パート」の違いは何?

パート」「アルバイト」募集などの看板や求人票などをよく見かけますが、「アルバイト」と「パート」は何が違うのでしょうか。

勝手なイメージですが、パートは主婦や主夫の方、アルバイトは学生、というようなイメージですが、実はそうではないんです。

この記事で、「アルバイト」と「パート」の違いについて見ていきましょう。

「アルバイト」と「パート」の違い

「アルバイト」と「パート」の違い

単刀直入に言いますと「アルバイト」と「パート」に違いはありません。「労働基準法」では両者に違いはなく、「アルバイト」「パート」ともに雇用形態の区別などはなく「労働者」として扱われます。

「アルバイト」「パート」以外に「正社員」「契約社員」「臨時社員」などもありますが、これらも同様に違いはなく、「労働者」として扱われ、法的な区別はありません。

「パートタイム労働法」という法律でも「アルバイト」「パート」は区別されておらず「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」と定義がされています。

ここに記載されている「通常の労働者」というのは正社員などのことで、「アルバイト」「パート」に違いはなく「パートタイム労働者」ということになります。

社会保険や有給休暇は?

同様に社会保険や有給休暇についても違いはありません。社会保険の加入条件を満たしていれば加入できますし、条件を満たしていなくても申し出ることで加入することができます。

<5つの条件>

  1. 週の所定労働時間が20時間以上であること
  2. 賃金月額が月8.8万円以上(*1)(年約106万円以上)であること
  3. 1年以上の使用されることが見込まれること
  4. 従業員501名以上(厚生年金の被保険者数)の勤務先で働いていること(*2)
  5. 学生でないこと(※夜間や定時制など、学生でも加入できる場合もある)
  6. (*1)以下は1ヶ月の賃金から除外できる。
    ・臨時に支払われる賃金や1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金(例:結婚手当、賞与等)
    ・時間外労働、休日労働および深夜労働に対して支払われる賃金(例:割増賃金等)
    ・最低賃金法で算入しないことを定める賃金(例:精皆勤手当、通勤手当、家族手当)
    (*2)2017年4月1日からは、厚生年金の被保険者数が500人以下の企業でも、「労使合意(働いている方々の2分の1以上と事業主が社会保険に加入することに合意すること)に基づき申し出している」又「地方公共団体に属する事業所」であれば、501人以上の要件を満たすことになりました。

    パートで社会保険に加入する条件とは?メリット・デメリットと損しない働き方より引用

有給休暇も働く日にちによって異なりますが、取得・消化することが可能です。長い間働いていて有給休暇を使ったことがない方は、有給がかなり溜まっていると思いますよ。

有給の申請は少し躊躇われますが、日程などが分かっていれば取得の1ヶ月前や繁忙期でない時に申請をするようにしましょう。

「アルバイト」「パート」とは

「アルバイト」「パート」とは

「アルバイト」について詳しく

「アルバイト」とは仕事や勤労を意味するドイツ語の「Arbeit」からきた言葉です。

明治時代の学生が使っていた隠語で、仕事をする際に「アルバイト」と呼んでいたことから広まったとされています。このことから学生は「アルバイト」というイメージが根付き、現在に至ります。

「労働基準法」や「パートタイム労働法」では違いがないように、雇う側(企業や会社)が「アルバイト」の定義を独自に定めて看板や求人票に出しているため、雇う側によって区別・定義、それによって募集要項や条件が異なっています。

なので、その企業によっては「パート」は主婦・主夫の方、「アルバイト」は学生や、短期で働くものは「アルバイト」、長期で働くのは「パート」や、これの逆などもあります。

「パート」について詳しく

「パート」とは「part time(パートタイム)」の略称です。

これ対して「正社員」などは決まっている時間全てを働きますので「フルタイム」と言います。

日本では最初に日本電信電話公社が、「パートタイム職員」という名称で正社員のように「フルタイム」で働くことができない・難しいという主婦や子育てをしている女性の働き方の先駆けとして、そういった制度を作りました。

現在の、「パート」は主婦というイメージが強いのは、この「パートタイム職員」の影響で、それによって企業側でも定義がそのようになっていることが多いようです。

「アルバイト」と「パート」の違いは何?まとめ

「アルバイト」と「パート」の違いについて見ていきました。

この記事のまとめ
  • アルバイト」:仕事や勤労を意味するドイツ語の「Arbeit」からきた言葉
  • パート」:「part time(パートタイム)」の略称
  • 「アルバイト」と「パート」は法的には違いはなく、雇う側の区別・定義によって変わる

「アルバイト」と「パート」の違いは法的に差異などはなく、世間のイメージや雇う側の区別・定義によって変わります。応募をする際は「アルバイト」と「パート」によって企業側が提示している募集要項や条件が異なるので、よく確認をするのが大事です。