突然ですが、「肉まん」と「豚まん」と「中華まん」の違いは何かご存知でしょうか。コンビニやスーパーなどで手軽に購入することができ、好んでよく食べるという方が多いと思いますが、これらの違いを知っているという方は意外にも少ないのではないかと思います。
この記事で、「肉まん」と「豚まん」と「中華まん」の違いについていきましょう。
「肉まん」と「豚まん」と「中華まん」の違い

「肉まん」と「豚まん」と「中華まん」の違いは以下の通りです。
- 「肉まん」:小麦粉に水、砂糖、ドライイースト、ベーキングパウダーなどを加えて発酵させた皮に、豚肉、タケノコ、タマネギ、シイタケなどの野菜をみじん切りにして煮たものを包んだもの
- 「豚まん」:主に関西地方で呼ばれる「肉まん」の別称
- 「中華まん」:小麦粉に水、砂糖、ドライイースト、ベーキングパウダーなどを加えて発酵させた皮に様々な具を包み、蒸したもの
「肉まん」と「豚まん」は基本的に同じもので、「豚まん」は主に関西地方で使われる呼称です。「中華まん」は「肉まん」や「豚まん」「カレーまん」「あんまん」などの総称のことです。
「肉まん」「豚まん」「中華まん」とは

「肉まん」について詳しく
「肉まん」とは小麦粉に水、砂糖、ドライイースト、ベーキングパウダーなどを加えて発酵させた皮に、豚肉、タケノコ、タマネギ、シイタケなどの野菜をみじん切りにして煮たものを包んだものです。
「肉まん」や後述する「豚まん」「中華まん」の「まん」とは「饅頭(まんじゅう)」の略称で、正式名称は「肉饅頭(にくまんじゅう)」です。
基本的には「豚肉」を材料に作られますが、味にコクを出すために牛や鶏などのエキスが使用される場合もあります。
「肉まん」や後述する「豚まん」「中華まん」には、饅頭下部にシートのようなものがついていますが、これは蒸し器と饅頭とが付着するのを防ぐという役割、見た目はほとんど一緒な「肉まん」や「カレーまん」「あんまん」などの種類を区別をするという複数の役割があります。
「豚まん」について詳しく
「豚まん」とは主に関西地方で呼ばれる「肉まん」の別称のことです。
関西地方では単に「肉」と言った場合は主に「牛肉」のことを指すため、「肉まん」は「豚肉」を材料に使っていることを主張するために「豚まん」という呼称にしたとされています。
しかし、大阪のお土産でも有名な関西地方で展開している「551蓬莱」では、初期には牛肉が具材として入っている「肉まん」が存在していたそうです。
基本的に「肉まん」と「豚まん」は同じものを指しますが、お店によっては区別される場合もあり、その場合は「豚まん」の方が「肉まん」よりも高級な位置づけとして、原材料に拘っていたり、肉の量が増量していたりとされている場合があります。
「中華まん」について詳しく
「中華まん」とは小麦粉に水、砂糖、ドライイースト、ベーキングパウダーなどを加えて発酵させた皮に様々な具を包み、蒸したものです。
「中華まん」はこれまでに触れてきた「肉まん」や「豚まん」、他にも数ある「カレーまん」「ピザマン」「あんまん」などの総称のことです。
「中華まん」は、中国の三国時代の蜀漢の宰相である「諸葛亮」が作らせたことが始まりと言われています。
日本で最初に登場したのが何時頃なのかは諸説ありますが、1927年に「中村屋」が「天下一品支那饅頭」という商品名で販売したもの、1915年に神戸中華街の「老祥記」から販売された「豚饅頭」が日本での「中華まん」の元祖とされています。
「肉まん」と「豚まん」と「中華まん」の違いは何?まとめ
「肉まん」 | 【意味】小麦粉に水、砂糖、ドライイースト、ベーキングパウダーなどを加えて発酵させた皮に、豚肉、タケノコ、タマネギ、シイタケなどの野菜をみじん切りにして煮たものを包んだもの 【備考】正式名称は「肉饅頭(にくまんじゅう)」。基本的には「豚肉」を材料に作られるが、味にコクを出すために牛や鶏などのエキスが使用される場合がある |
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「豚まん」 | 【意味】主に関西地方で呼ばれる「肉まん」の別称 【備考】関西地方では単に「肉」と言った場合は主に「牛肉」のことを指すため、「肉まん」は「豚肉」を材料に使っていることを主張するために「豚まん」という呼称にしたとされている |
「中華まん」 | 【意味】小麦粉に水、砂糖、ドライイースト、ベーキングパウダーなどを加えて発酵させた皮に様々な具を包み、蒸したもの 【備考】「肉まん」「豚まん」「ピザまん」「あんまん」などの総称 |
「肉まん」と「豚まん」と「中華まん」の違いについて見ていきました。
「肉まん」と「豚まん」は基本的に同じもので、「豚まん」は主に関西地方で使われる呼称です。「中華まん」は「肉まん」や「豚まん」「カレーまん」「あんまん」などの総称のことです。ぜひ、参考にされて見てください。


