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「無常」と「無情」の違いは何?

この記事では、「無常」と「無情」の違いについて見ていきます。

「無常」と「無情」の違い

「無常」と「無情」の違い

「無常」と「無情」の違いは以下の通りです。

この記事のまとめ
  • 無常」:世の中や人生が儚いこと、人の死のこと
  • 無情」:思いやりや慈しむ心が無いこと、感情、精神、感覚などの心の働きが無いこと

「無常」と「無情」の意味は混同される事が多いですが、「無常」は「人の世が儚いこと」、「無情」は「思いやりが無いこと」です。

読み方に関しても「ムジョウ」と共通しているので、しっかりと意味を覚えておきたいところです。

「無常」「無情」とは

「無常」について詳しく

「無常」とは「世の中や人生が儚いこと」「人の死のこと」です。


「無常」は元々仏語で、「世の中の一切のものは常に生滅流転(しょうめつるてん) し、不変のものはないということ」を意味する言葉でした。

生きていればもちろん死というモノは訪れますし、使っているパソコンやスマートフォンなども例外無くいつかは壊れてしまいます。

こういった、人や動物、モノなどが、いつかは死んでしまう、壊れてしまうことを「無常」と言います。


「無常」は上記の意味で使われることが多いですが、単に「人の死」を意味する場合もあります。

「無情」について詳しく

「無情」とは「思いやりや慈しむ心が無いこと」「感情や精神、感覚などの心の働きが無いこと」です。


「無情」は主に「思いやりや慈しむ心が無いこと」という意味で使われることが多く、薄情であったり、人間らしい感情を持ち合わせていない様子を表す際に使われます。


「無情」に関しても元々仏語で、草、木、土、石などを指して「感情や精神、感覚などの心の働きが無いこと」を意味する言葉でした。

この意味から転じて、今では一般的に使われる事が多い「思いやりや慈しむ心が無いこと」という意味も含むようになりましたが、仏語で使用する場合は、草、木、土、石などの心が無いモノに対して使うのが基本となっています。


また、似たようなモノに「無上」という言葉がありますが、こちらは「この上ないこと」「最上であること」を意味する言葉で、「無常」「無情」とは意味が全く異なります。

「無常」と「無情」の違いは何?まとめ

言葉 意味/備考
無常 意味】世の中や人生が儚いこと、人の死のこと
備考】「世の中の一切のものは常に生滅流転(しょうめつるてん) し、不変のものはないということ」を意味する仏語
無情 意味】思いやりや慈しむ心が無いこと、感情や精神、感覚などの心の働きが無いこと
備考】同じような言葉に「無上」があるが、これは「この上ないこと」を意味する言葉

「無常」と「無情」の違いについて見ていきました。ぜひ、参考にされて見てください。

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