「目標」と「目的」の違いは何かご存知でしょうか。どちらも「目指したいもの」「達成するべき事柄」などのような意味を持ち合わせていますが、似たような意味なので、これらの使い分けは非常に難しいものだと思います。
しかし、「目標」と「目的」では意味が若干異なっており、これに従って使い分けがされています。
この記事で、「目標」と「目的」の違いについて見ていきましょう。
「目標」と「目的」の違い

「目標」と「目的」の違いは以下の通りです。
- 「目標」:「目的」を達成するまでの過程にある小さな指標や設けた手段のこと
- 「目的」:最終的に成し遂げたい事柄のこと
「目標」は「目的」に到達するまでの過程やそれまでの小さな指標のこと、「目的」は最終的に成し遂げたい事柄のことです。同じ意味で扱われることもありますが、「目標」と「目的」では意味が異なり、それによってその特徴も異なっています。
「目標」「目的」とは

「目標」について詳しく
「目標」とは「目的」を達成するまでの過程にある小さな指標や設けた手段のことです。
「目標」は掲げているその「目的」を実現するためにはどのように行動すれば良いのか、それまでの過程に立てられる小さな指標や設けた手段のことを指します。
「志望校に合格する」という「目的」がある場合、その志望校に合格するためには、「勉強時間を確保すること」「成績を上げること」などの事柄が重要になっていき、これらが「目標」となります。この「目標」の立て方次第では今後に大きく左右することになるので、「目標」はより具体的に立てることが望ましいです。
「目的」は長期的かつ1つにのみしか設定することはできず、また変更することもできませんが、「目標」に関しては短期的で複数設定するができ、また変更することも可能となっています。
「目的」について詳しく
「目的」とは最終的に成し遂げたい事柄のことです。
「目的」は「会社を今よりも大きくしたい」「ダイエットをして可愛い洋服を着たい」などの、最終的に自身や組織が目指す到達点のことを指します。
「目的」と「目標」では具体的なのか抽象的なのかという点でも異なっており、「目的」は「利益をあげたい」「会社を大きくしたい」などの抽象的であることが多く、「目標」はその「目的」を達成するためにしっかりと方策を練るため、具体的であることが多いです。
また前述でも触れましたが、「目的」は長期的かつ1つにのみしか設定することはできず、掲げた「目的」を後から変更することは基本的にできません。
「目標」と「目的」の違いは何?まとめ
「目標」 | 【意味】「目的」を達成するまでの過程にある小さな指標や設けた手段のこと 【備考】具体的かつ短期間で複数設定するができ、また変更することも可能 |
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「目的」 | 【意味】最終的に成し遂げたい事柄のこと 【備考】抽象的かつ長期間で、1つにのみしか設定することはできず、後から変更することは基本的にできない |
「目標」と「目的」の違いについて見ていきました。ぜひ、参考にされて見てください。


