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「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の違いは何?

取り付く島もない」という言葉の意味をご存知でしょうか。意味を知らないとこう言った言い回しの言葉は、全く意味が分かりませんよね。

また似たようなものに「取り付く暇もない」という言葉もありますが、「取り付く島もない」との違いは一体何なのでしょうか。

この記事で、「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の意味、違いについて見ていきましょう。

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の違い

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の違い

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の違いは以下の通りです。

  • 取り付く島もない」:頼ろうとしてもあしらわれる・「つっけんどん」で頼るに頼れない状態のこと、頼りにする手がかりがないこと
  • 取り付く暇もない」:「取り付く島もない」の誤用表現

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」は、頼ろうとしてもあしらわれる・「つっけんどん」で頼るに頼れない状態のこと、頼りにする手がかりがないことという同じ意味で使われていますが、「取り付く暇もない」に関しては誤用表現です。

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」には正しい表現か、誤用表現かの違いがあるんですね。

似ているので間違ってしまいがちですが、「取り付く暇もない」は誤用なので使わないようにしましょう。

「取り付く島もない」「取り付く暇もない」とは

「取り付く島もない」「取り付く暇もない」」とは

「取り付く島もない」について詳しく

「取り付く島もない」とは頼ろうとしてもあしらわれる・「つっけんどん」で頼るに頼れない状態のこと、頼りにする手がかりがないことという意味があります。

「つっけんどん」というのは無愛想、不親切という意味です。主に相手が不機嫌であったりして冷たい扱いを受けた状態、頼れるものがなくどうしようも無い状態のときに主に使われます。

  • 父親に相談をしにいったが「取り付く島もない」状態だった
  • 山で独り遭難したときは本当に「取り付く島も無かった」よ

「取り付く島もない」は、航海に出たのは良いが、立ち寄ることのできるような・停泊できるような島が近くになくて休憩することができない、という絶望的な状況が語源となっています。

「取り付く暇もない」について詳しく

「取り付く暇もない」とは「取り付く島もない」の誤用です。

「取り付く暇もない」という言葉は無く、「し」と「ひ」の母音が同じで発音が似ていることから、間違って覚えてしまう方が多いようです。

平成15年度に実施された「国語に関する世論調査」の結果についてという文化庁が毎年実施をしている調査結果によりますと、約半数の方が「取り付く島もない」では無く「取り付く暇もない」という誤用表現でこの言葉を覚えていました。

(1) つっけんどんで相手を顧みる態度が見られないことを

取り付く島(しま)がない ・・・・・・ 44.4%
取り付く暇(ひま)がない ・・・・・・ 42.0%
両方 ・・・・・・ 1.7%
両方とも使わない ・・・・・・ 6.9%
分からない ・・・・・・ 5.0%

平成15年度「国語に関する世論調査」の結果についてより引用

暇が無い、ということから違和感が無いような感じになっていますが、「取り付く暇もない」は誤用、「取り付く島もない」が正しい表現なの、使う際には注意するようにしましょう。

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の違いは何?まとめ

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」の違いについて見ていきました。

この記事のまとめ
  • 取り付く島もない」:頼ろうとしてもあしらわれる・「つっけんどん」で頼るに頼れない状態のこと、頼りにする手がかりがないこと
  • 取り付く暇もない」:「取り付く島もない」の誤用表現

「取り付く島もない」と「取り付く暇もない」は似ているので間違ってしまいがちですが、しっかりと覚えておきましょう。