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「拘留」と「勾留」の違いは何?

こうりゅう」と読む言葉には「拘留」と「勾留」の2つがありますが、これらの違いは何かご存知でしょうか。漢字が違うだけで同じ意味と思われてしまいがちですが、実はこの2つは同音異義語です。

この記事で、「拘留」と「勾留」の違いについて見ていきましょう。

「拘留」と「勾留」の違い

「拘留」と「勾留」の違い

「拘留」と「勾留」の違いは以下の通りです。

この記事のまとめ
  • 拘留」:受刑者の身体の自由を奪う「自由刑」のうち、1日以上30日未満の期間と最も刑期が短いもの
  • 勾留」:被疑者もしくは被告人の逃亡や証拠隠滅などを防ぐために一定期間その身柄を拘束すること

「拘留」と「勾留」は法律用語という点では変わりませんが、「拘留」は刑罰の一種で、「勾留」に関しては刑罰ではありません。また、意味も全く異なります。

「拘留」「勾留」とは

「拘留」「勾留」とは

「拘留」について詳しく

「拘留」とは受刑者の身体の自由を奪う「自由刑」のうち、最も刑期が短いものです。

「こうりゅう」と読みますが、後述する「勾留」と区別をするために、「てこうりゅう」と部首を先頭につけて呼称し、使い分けをされることもあります。

日本の法「自由刑」に該当するものには「懲役」「禁錮」「拘留」の3つがあり、「懲役」は受刑者の身体の自由を奪い刑務作業があるもの、「禁錮」は受刑者の身体の自由を奪うが刑務作業が強制的でないもの、「拘留」は刑務作業が強制的でなく最も刑期が短いものを指します。刑務作業が強制ではありませんが、申し出をすれば作業に従事をすることができ、その場合は賃金が支払われます。

「拘留」の刑期は1日以上30日未満の期間で短い期間となっていますが、他の刑罰とは異なり、執行猶予がつきません。

「勾留」について詳しく

「勾留」とは被疑者もしくは被告人の逃亡や証拠隠滅などを防ぐために一定期間その身柄を拘束することです。

「こうりゅう」と読みますが、前述の「拘留」と区別をするために、「かぎこうりゅう」と部首を先頭につけて呼称し、使い分けをされることもあります。

被疑者を容易に釈放してしまうと、逃亡や証拠隠滅などをしてしまう恐れがあるため、ある程度の期間「勾留」をする必要があり、慎重に捜査をする必要があります。「勾留」期間は勾留請求の日から10日間ですが、やむを得ない場合はさらに10日間期間を延長させることができます。

「拘留」と「勾留」の違いは何?まとめ

「拘留」と「勾留」の違いについて見ていきました。

呼称 意味 備考
「拘留」 受刑者の身体の自由を奪う「自由刑」のうち、1日以上30日未満の期間と最も刑期が短いもの 混同を防ぐために「てこうりゅう」と呼ばれることもある
「勾留」 被疑者もしくは被告人の逃亡や証拠隠滅などを防ぐために一定期間その身柄を拘束すること 混同を防ぐために「かぎこうりゅう」と呼ばれることもある

ぜひ、参考にされて見てください。

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