「一人称」と「二人称」と「三人称」の違いをご存知でしょうか。国語や英語の授業などで触れる機会が多いですが、これらの使い分けや違いについて忘れてしまったという方が中にはいると思います。
この記事で、「一人称」と「二人称」と「三人称」の違いについて見ていきましょう。
「一人称」と「二人称」と「三人称」の違い

「一人称」と「二人称」と「三人称」の違いは以下の通りです。
- 「一人称」:会話の中での話し手自身。「私」「僕」「俺」「あたしたち」「自分たち」など
- 「二人称」:会話の中での聞き手。「あなた」「君」「あなたたち」「君たち」「お前たち」など
- 「三人称」:話し手や聞き手ではない第三者や動物、もののこと。「彼」「彼女」「彼ら」など
「一人称」は話し手、「二人称」は聞き手、「三人称」話し手と聞き手以外の全てです。
「一人称」「二人称」「三人称」とは

「一人称」について詳しく
「一人称」とは会話の中での話し手自身のことです。
「一人称」を簡単に言いますと、話している自分自身のことです。日本語では「私」「僕」「あたし」「俺」「自分」など、英語では「I」が「一人称」に当たります。
また自分を含む複数の団体の場合も「一人称」と言い、日本語では「私たち」「僕たち」「あたしたち」「俺たち」「自分たち」など、英語では「We」が同じように「一人称」に当たります。
「二人称」について詳しく
「二人称」とは会話の中での聞き手のことです。
「一人称」は話してる自分自身のことですが、「二人称」はその話している相手のことです。日本語では「あなた」「君」「お前」など、英語では「You」が「二人称」に当たります。
また聞き手を含んだ複数の団体の場合も「一人称」と同様に「二人称」と言い、日本語では「あなたたち」「君たち」「お前たち」など、英語では複数形でも「You」が「二人称」に当たります。
「二人称」はゲームなどの物語において使用されることが多いです。
「三人称」について詳しく
「三人称」とは話し手や聞き手ではない第三者や動物、もののことです。
「三人称」は話し手や聞き手「私」「僕」「あたしたち」「俺たち」「あなた」「君」「お前たち」などの「一人称」「二人称」以外の第三者や動物、もののことを指します。こちらも複数の場合も「三人称」と言い、日本語では「彼」「彼女」「彼ら」など、英語では「He」「She」「Her」「They」「It」「People」などが「三人称」に当たります。
小説などでは「一人称」もしくは「三人称」、またはこの2つの混合で話が進められることが主です。
「一人称」と「二人称」と「三人称」の違いは何?まとめ
「一人称」と「二人称」と「三人称」の違いについて見ていきました。
呼称 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
「一人称」 | 会話の中での話し手自身 | 「私」「僕」「あたし」「俺」「自分」「私たち」「僕たち」「あたしたち」「俺たち」「自分たち」「I」「We」など |
「二人称」 | 会話の中での聞き手 | 「あなた」「君」「お前」「あなたたち」「君たち」「お前たち」「You」など |
「三人称」 | 話し手や聞き手ではない第三者や動物、もの | 「私」「僕」「あたしたち」「俺たち」「あなた」「君」「お前たち」「He」「She」「Her」「They」「It」「People」など |
ぜひ、参考にされて見てください。


