「フクロウ」と「ミミズク」の違いは何かご存知でしょうか。どちらも鋭い爪と嘴で他の動物を捕食する「猛禽類」として知られていますが、見た目がかなり似ているので、この違いは何なのか気になりますよね。
この記事で、「フクロウ」と「ミミズク」の違いについて見ていきましょう。
「フクロウ」と「ミミズク」の違い

「フクロウ」と「ミミズク」の違いは以下の通りです。
- 「フクロウ」:鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の総称
- 「ミミズク」:一般的には鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類のうち羽角と呼ばれる耳があるもの
「フクロウ」と「ミミズク」の一般的な違いは角と呼ばれる耳があるか無いかにあります。ただ、これはあくまでも一般的な分け方なので、多くはこれに当てはまりますが、これに当てはまらない種類もいます。
「フクロウ」「ミミズク」とは

「フクロウ」について詳しく
「フクロウ」とは鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の総称です。
英語では「owl」と表記します。
世界には約140種類以上の「フクロウ」が言われており、日本を含め、世界の様々な場所に分布しています。「フクロウ」の全長は15cm~75cmとかなり幅が広く、小型のものから超大型のものなど種類によってその大きさが大きく異なります。また翼を広げるとこの倍近くの大きさになります。
夜行性でない「フクロウ」もいますが、「フクロウ」の多くは夜行性であるため、普段の生活の中で私たちの目に入ることは少ないです。夜行性である事からその体の構造は夜に餌を獲るのに適しており、それに伴って肉食の種類が多いですが、草食の種類もいます。
普段の生活の中で目にする機会は少ないですが、「森の物知り博士」「森の哲学者」などの呼称で親しまれており、また「フクロウ」は漢字では「不苦労」「福郎」と充てることができるため、日本では縁起の良い鳥として扱われています。
「ミミズク」について詳しく
「ミミズク」とは鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類です。
英語では「horned owl」または「eared owl」などの表記がされます。
「フクロウ」も「ミミズク」も生物学的には同じ種類です。なので、その見た目は非常に似ていますが、一般的には頭の左右についている羽根の束が耳のような形状になっているもの「羽角」が付いているものを「ミミズク」、「ミミズク」ではないものを「フクロウ」と呼称して使い分けをしています。一説には、この耳が付いているという事から「耳付く」ということで「ミミズク」という名称になったという説があります。
ただ、これは一般的な話なので、「ミミズク」でもこの「羽角」が付いていない種類もいたり、「フクロウ」でも付いている種類もいます。大きさは「フクロウ」と大体同じくらいです。
「フクロウ」と「ミミズク」の違いは何?まとめ
「フクロウ」と「ミミズク」の違いについて見ていきました。
呼称 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
「フクロウ」 | 鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の総称 | 世界には約140種類以上の「フクロウ」がおり、様々な種類の「フクロウ」がいる |
「ミミズク」 | 一般的には鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類のうち羽角と呼ばれる耳があるもの | 羽角が無い種類の「ミミズク」もいる |
ぜひ、参考にされて見てください。


