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「あられ」と「ひょう」と「みぞれ」と「雪」の違いは何?

寒くなってくると「」が降る機会が多くなりますが、首都圏などの気温が比較的高い地域になると「雪」ではなく「あられ」や「みぞれ」という場合もありますよね。

しかし、そんな「あられ」「みぞれ」「雪」の違いは一体何なのでしょうか。「雪」に比べて少し水っぽいという印象ですが、正確な違いを説明できるという方は意外にも少ないと思います。

また、同じようなものに「ひょう」もありますが、こちらとの違いも気になるところですね。

この記事で、「あられ」と「ひょう」と「みぞれ」と「雪」の違いについて見ていきましょう。

「あられ」「ひょう」「みぞれ」「雪」とは

「あられ」「ひょう」「みぞれ」「雪」とは

「あられ」について詳しく

「あられ」とは雲から降る直径5mm未満の氷の粒のことを指します。漢字では「」と表記し、雨を散らすと覚えると頭に入れやすいです。

大気中の水蒸気が固まって氷の粒となり、雲の中は下から上へと強い風が吹くため、上へと押し上げられ新たに水蒸気と合流して大きくなり、これが繰り返されて落ちてきた直径5mm未満の氷の粒のことを「あられ」と言います。

この氷の粒が落ちる過程で、水滴になると「」となります。

「あられ」には「氷あられ」と「雪あられ」という2つの種類があり、前者は白色半透明および不透明の氷の粒、後者は雪の周りに水滴がついたもので白色不透明なものを指します。しかし、天気予報の予報文では「氷あられ」は「雨」「雪あられ」は「雪」としてそれぞれ扱います。

「ひょう」について詳しく

「ひょう」とは雲から降る直径5mm以上の氷の粒・塊のことを指します。漢字では「」と表記し、雨を包むと覚えると頭に入れやすいです。

基本的な形成の仕方は「あられ」と同じですが、積乱雲で特に形成されやすく、積乱雲が形成されやすい地上と上空とで気温差がある春・夏・秋に降りやすいです。これは積乱雲の影響で下からの強い風によって上空に押し戻され、これによって大きな氷の粒となりやすいためです。

夏にも降ることはありますが、途中で溶けて「雨」になってしまうことがほとんどです。

「ひょう」の中には直径20cmを超えるものも観測されており、このクラスになると上空から降ってくる頃には時速100kmを超えるため、安全な場所に避難する必要があります。

「みぞれ」について詳しく

「みぞれ」とは「雨」が混ざっている「雪」、もしくは溶けかかっている「雪」のことを指します。漢字では「」と表記します。

「あられ」と「ひょう」に似ていますが、「みぞれ」は氷の粒は含みません。「みぞれ」は見た目では判断が難しいため、「雨」と「雪」が同時に降っていれば「みぞれ」、という判断がよくされます。

気象上の扱いは「雪」になるため、そのシーズンに「みぞれ」が観測されれば「初雪」扱いになります。

「雪」について詳しく

「雪」とは大気中の水蒸気から生成される氷の結晶、もしくはこの氷の結晶が降る天気のことを指します。

「雪」は、ちりやほこりを核として、大気中の水蒸気が凍って氷の結晶になることによってできます。「あられ」と「ひょう」は氷の粒ですが、「雪」と「みぞれ」は氷の結晶という違いがあります。また、「細氷(ダイヤモンドダスト)」も氷の結晶です。

「あられ」と「ひょう」と「みぞれ」と「雪」の違い

「あられ」と「ひょう」と「みぞれ」と「雪」の違い

「あられ」は雲から降る直径5mm未満の氷の粒のこと、「ひょう」は雲から降る直径5mm以上の氷の粒・塊のこと、「みぞれ」は「雨」が混ざっている「雪」、もしくは溶けかかっている「雪」のこと、「雪」は大気中の水蒸気から生成される氷の結晶、もしくはこの氷の結晶が降る天気のことをそれぞれ指します。

似ているように見えて、実際には細かな違いがあるんですね。

また、「あられ」と「ひょう」は氷の粒ですが、「みぞれ」と「雪」は氷の結晶でできている、という違いもあります。

「あられ」と「ひょう」と「みぞれ」と「雪」の違いは何?

名称 備考
「あられ(霰)」 雲から降る直径5mm未満の氷の粒のこと
「ひょう(雹)」 雲から降る直径5mm以上の氷の粒・塊のこと
「みぞれ(霙)」 「雨」が混ざっている「雪」、もしくは溶けかかっている「雪」のこと
「雪」 大気中の水蒸気から生成される氷の結晶、もしくはこの氷の結晶が降る天気のこと

「あられ」「ひょう」「みぞれ」「雪」、一見すると判断は難しいですが、上記のように定義がされています。これ以外にも「あられ」と「ひょう」は氷の粒ですが、「みぞれ」と「雪」は氷の結晶でできている、という違いもあります。

ぜひ、参考にされて見てくださいね。