物事の予定を先送りにしたり、先に伸ばしたりすることを「延期」「延長」などという言葉で表しますが、これらの違いは何かご存知でしょうか。似たような意味を持っているので混同して使ってしまいがちですが、この2つの言葉はそれぞれ異なる意味を持っています。
この記事で、「延期」と「延長」の違いについて見ていきましょう。
「延期」と「延長」の違い

「延期」と「延長」の違いは以下の通りです。
- 「延期」:当初予定していた日付を先送りにすること、日を改めること
- 「延長」:予定の期間を延ばすことや延びること、物や物事を先に延ばすこと
「延期」は日付を先送りにすること、「延長」は期間を延ばすこと・物や物事を延ばすことです。一見すると同じような意味に思われてしまいがちですが、しっかりと違いがあります。
「延期」「延長」とは

「延期」について詳しく
「延期」とは当初予定していた日付を先送りにすること、日を改めることです。
「延期」は何らかの理由で予定していた日、期日、期限を別の日にずらすことです。「延期」は日付に対して言及する言葉なので、10時に予定していたイベントを12時に「延期」する、などのように時間に対しては使うことはできません。
似たような言葉に「順延」という言葉がありますが、こちらは予定していた期日を順繰りに伸ばすことを指します。広義では「延期」と同じですが、その日付がダメだったら翌日にずらし、それもダメだったらまたその翌日にずらすことが「順延」です。
「延長」について詳しく
「延長」とは予定の期間を延ばすことや延びること、物や物事を先に延ばすことです。
「延長」は予定していた日、期日、期限を別の日にずらすことではなく、予定していた期間を延ばすことを指します。「延期」は日付に対してしか使うことができませんが、「延長」は日付に限らず時間に対しても使うことができます。
また「延長コード」「延長戦」などのように物や物事に対しても使われます。
「延期」と「延長」の違いは何?まとめ
「延期」 | 【意味】当初予定していた日付を先送りにすること、日を改めること 【備考】「延期」は日付に対して言及する言葉のため、時間に対しては言及する事は出来ない |
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「延長」 | 【意味】予定の期間を延ばすことや延びること、物や物事を先に延ばすこと 【備考】「延長」は日付に限らず時間に対しても使うことができ、物事に対しても使われる |
「延期」と「延長」の違いについて見ていきました。
「延期」は何らかの理由により予定していた日、期日、期限を別の日にずらすこと、「延長」は物や物事を先に延ばすことです。ぜひ、参考にされて見てください。


