「アヒル」と「ガチョウ」と「カモ」の違いをご存知でしょうか。
それぞれの名前は知っていても、これらの鳥類は見た目がかなり似通っているので、どれがどれだか分からないという方も多いのではないかと思います。
この記事で、「アヒル」と「ガチョウ」と「カモ」の違いについて見ていきましょう。
「アヒル」と「ガチョウ」と「カモ」の違い

「アヒル」と「ガチョウ」と「カモ」の違いは以下の通りです。
- 「アヒル」:「マガモ」を家禽化したもの。体長はおよそ50~70cmほど、体重は4~5kgほどで、白い羽毛、黄色いくちばし、オレンジ色の水かきを持っているのが特徴
- 「ガチョウ」:「ガン」を家禽化したもの。体長はおよそ60~120cmほど、体重6~10kgほどで、白い羽毛、黄色のくちばし、長い首を持ってるのが特徴
- 「カモ」:カモ目カモ科に分類される鳥類で、その中でも「ガン」と比べると体が小さく、首が長くない、冬羽の色がオスとメスで異なるもの
「アヒル」と「ガチョウ」は姿が非常に似通っていますが、手っ取り早い見分け方としては、首が短いか長いかです。「カモ」に関しては様々な色彩があり、首も短いのですぐに判断することができると思います。
「アヒル」「ガチョウ」「カモ」とは

「アヒル」について詳しく
「アヒル」とはカモ目カモ科に分類される鳥類で、「マガモ」を人間によって家禽化したものです。
漢字では「家鴨」もしくは「鶩」と表記します。
「アヒル」は「カモ」から食肉や採卵、羽根、愛玩などを目的とした鳥類のことです。家禽用として飼育が始まったのはヨーロッパや中国が始まりだと言われています。「アヒル」は成体になると体長はおよそ50~70cmほど、体重は4~5kgほどで、白い羽毛、黄色いくちばし、オレンジ色の水かきを持っているのが特徴です。また、翼は退化して小さくなっているために、長距離の飛行をすることはできなくなっています。
「アヒル」は「フォアグラ」や「北京ダック」などの料理で親しまれていますが、日本においては肉に脂分が多いことから、それほど親しまれていません。
「ガチョウ」について詳しく
「ガチョウ」とはカモ目カモ科に分類される鳥類で、「ガン」を人間によって家禽化したものです。
漢字では「鵞鳥」「鵝鳥」もしくは「家雁」と表記します。
「ガチョウ」は「ガン」を家禽化させたもので、「アヒル」と同じく食肉や採卵、羽根、愛玩などを目的とした鳥類です。
「ガチョウ」は成体になると体長はおよそ60~120cmほど、体重は6~10kgほどで、白い羽毛、黄色のくちばし、長い首を持ってるのが特徴です。「アヒル」とは非常に似通った姿をしていますが、手っ取り早い見分け方としては、首が短いか長いかで判断をすることができます。また、「ガチョウ」は白色をしているのが一般的ですが、中には灰色の羽根を持ったものもいます。
翼に関しては「アヒル」と同じく退化しており、長距離の飛行をすることはできなくなっています。
また、「アヒル」同様に様々な肉料理に用いられるほか、卵や肝臓をフォアグラとして食材利用され、他にも「グースダウン」と言って羽毛布団などで重宝されています。
「カモ」について詳しく
「カモ」とはカモ目カモ科に分類される鳥類で、その中でも「ガン」と比べると体が小さく、首が長くない、冬羽の色がオスとメスで異なるものです。
漢字では「鴨」と表記します。
「ガチョウ」や「アヒル」は野生の「マガモ」「ガン」に手を加えることによって誕生しましたが、「カモ」に関してはそうではありません。「カモ」は成体になると体長はおよそ60cmほど、体重は700g~1.6kgほどで、羽毛には種類によって様々な色彩があり、首が短いのが特徴です。
カモ肉の名称で販売されている多くは「アヒル」の肉が多いですが、数ある種類の「カモ」も食用として販売されることがあります。
「アヒル」と「ガチョウ」と「カモ」の違いは何?まとめ
「アヒル」 | 「マガモ」を家禽化したもの。体長はおよそ50~70cmほど、体重は4~5kgほどで、白い羽毛、黄色いくちばし、オレンジ色の水かきを持っているのが特徴 |
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「ガチョウ」 | 「ガン」を家禽化したもの。体長はおよそ60~120cmほど、体重6~10ほどで、白い羽毛、黄色のくちばし、長い首を持ってるのが特徴 |
「カモ」 | カモ目カモ科に分類される鳥類で、その中でも「ガン」と比べると体が小さく、首が長くない、冬羽の色がオスとメスで異なるもの |
「アヒル」と「ガチョウ」と「カモ」の違いについて見ていきました。ぜひ、参考にされて見てください。


