「発送」と「配達」と「配送」、通販などを利用するとよく目や耳にする言葉ですが、これらの違いは何かご存知でしょうか。これらの言葉の意味を履き違えて、その日に来るはずの荷物が来なかった、という経験をしたことがある方が、意外にも多いのではないかと思います。
この記事で、「発送」と「配送」の違いについて見ていきましょう。
「発送」と「配達」と「配送」の違い

「発送」と「配送」の違いは以下の通りです。
- 「発送」:荷物や郵便物、商品などを送り出すこと
- 「配達」:荷物や郵便物、商品などが目的地に到着すること
- 「配送」:荷物を送り出してから目的地に到着するまでの一連の流れのこと
「発送」は荷物を送り出すこと、「配達」は荷物を配り届けること、「配送」は「発送」から「配達」までの一連の流れのことです。
「発送」「配達」「配送」とは

「発送」について詳しく
「発送」とは荷物や郵便物、商品などを送り出すことです。
「発送」は送り出すことで、販売業者の場合は荷物を倉庫から「出荷」する次の段階のことです。荷物の送り主が、その荷物を配送業者に委託する行為、またその配送業者が荷物を送り出すことが「発送」に当たります。
「1月1日に発送されます」という文章の場合、1月1日に荷物が送り出される、ということを指すので、1月1日に荷物が届くという訳ではありません。荷物を送りだした日付であって、荷物が到着する日ではないので注意です。
「配達」について詳しく
「配達」とは荷物や郵便物、商品などが目的地に到着することです。
「配達」は配り届けることで、その荷物の最後の段階のことです。
通常、「発送」された荷物などは直接目的地に「配達」されるのではなく、一度中継地となる場所に集荷され、その後、届け先付近に存在する新たな中継地へと運ばれ、そこから目的地に「配達」されます。
「1月1日に配達予定です」という文章の場合、何かトラブルでも起こらなければ1月1日に荷物が届く、ということを示しています。
「配送」について詳しく
「配送」とは荷物を送り出してから、目的に到着するまでの一連の流れのことです。
「配送」は「発送」から「配達」までの一連の流れのことです。
「発送」から「配達」までの一連の流れのことを指しますが、荷物が到着する日付である「配達日」のことを「配送日」と表記をする会社もあります。このようなことから誤解が生まれてしまうということで、「配達日」「配送日」の他に「お届け予定日」という言葉も現在では使われています。
また、会社から会社へ納品される商品などは、その商品の最終的な目的地ではないことから「配達」ではなく「配送」が使われることが多いです。
「発送」と「配達」と「配送」の違いは何?まとめ
「発送」 | 【意味】荷物や郵便物、商品などを送り出すこと 【備考】荷物を送りだした日付であって、荷物が到着する日ではない |
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「配達」 | 【意味】荷物や郵便物、商品などが目的地に到着すること 【備考】「発送」された荷物などは直接目的地に「配達」されるのではなく、一度中継地となる場所に集荷され、その後、届け先付近に存在する新たな中継地へと運ばれ、そこから目的地に「配達」される |
「配送」 | 【意味】荷物を送り出してから、目的に到着するまでの一連の流れのこと 【備考】他の言葉と紛らわしいことから「お届け予定日」という言葉も現在では使われている |
「発送」と「配達」と「配送」の違いについて見ていきました。
「発送」は荷物を送り出すこと、「配達」は荷物を配り届けること、「配送」は「発送」から「配達」までの一連の流れのことです。混同してしまいがちですが、しっかりと理解していきたいところですね。ぜひ、参考にされて見てください。


