「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」の違いは何かご存知でしょうか。昨今では同じ意味で使われている「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」ですが、片方に関しては造語です。
この記事で、「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」の違いについて見ていきましょう。
「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」の違い

「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」の違いは以下の通りです。
- 「バトルロイヤル」:3人以上の個人またはチームが同時に戦い、自分以外もしくは自分が所属するチーム以外は敵という状況の中で、最後まで勝ち残っていた個人またはチームを勝者と認める形式のもの
- 「バトルロワイヤル」:高見広春氏の小説及びそれを原作とした映画や漫画のこと
今ではすっかり「バトルロワイヤル」と呼称する事が多いですが、元は「バトルロイヤル」という言葉で、普段使うのであればこちらを使うのが正しいです。
「バトルロイヤル」「バトルロワイヤル」とは

「バトルロイヤル」について詳しく
「バトルロイヤル」とは3人以上の個人またはチームが同時に戦い、自分以外もしくは自分が所属するチーム以外は敵という状況の中で、最後まで勝ち残っていた個人またはチームを勝者と認める形式のものです。
英語では「battle royal」と表記します。
主にプロレスなどの試合形式の1つとして使われる言葉ですが、しばしばゲームや漫画などでも使われている言葉です。
「バトルロイヤル」を構成している、「battle」という単語は「戦い」を、「royal」は「王の~」をそれぞれ意味し、直訳すると「王の戦い」という意味になっていますが、これについての詳しい語源は分かっていません。
「バトルロワイヤル」について詳しく
「バトルロワイヤル」とは高見広春氏の小説及びそれを原作とした映画や漫画のことです。
「バトルロワイアル」と表記されることもあります。
「バトルロワイヤル」は、高見広春氏の小説及びそれを原作とした映画や漫画のことです。「バトルロワイヤル」は、「battle royal」の「royal」の部分をフランス語読みにした異なる言語を結合させたもので、これを「混種語」と言います。フランス語では「バタイユロワイヤル」と発音します。
元々「バトルロイヤル」として世間に定着していたものが、高見広春氏の「バトルロワイヤル」が大ヒットし、それに伴って「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」が混同している状態になったとされています。今では「バトルロイヤル」では無く「バトルロワイヤル」の方が使われる事が多いです。
普段使う場合は、「バトルロワイヤル」ではなく「バトルロイヤル」を使うようにしましょう。辞書などにも「バトルロワイヤル」の語は無く、「バトルロイヤル」の語のみが載っています。
「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」の違いは何?まとめ
「バトルロイヤル」と「バトルロワイヤル」の違いについて見ていきました。
呼称 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
「バトルロイヤル」 | 3人以上の個人またはチームが同時に戦い、自分以外もしくは自分が所属するチーム以外は敵という状況の中で、最後まで勝ち残っていた個人またはチームを勝者と認める形式のもの | 「バトルロワイヤル」の方が多く使われている |
「バトルロワイヤル」 | 高見広春氏の小説及びそれを原作とした映画や漫画 | 「battle royal」の「royal」の部分をフランス語読みにした異なる言語を結合させた「混種語」 |
ぜひ、参考にされて見てください。


