「バー」と「スナック」の違いは何かご存知でしょうか。どちらもお酒を提供するお店のことですが、どのような違いがあるのか、良く足を運ぶという方でもあまりよく知らないという方が多いのではないかと思います。
この記事で、「バー」と「スナック」の違いについて見ていきましょう。
「バー」と「スナック」の違い

「バー」と「スナック」の違いは以下の通りです。
- 「バー」:カウンターでお酒を提供する洋風の酒場のこと
- 「スナック」:軽食も提供する「バー」のこと
「バー」と「スナック」は似ていますが、「バー」はカウンターでお酒を提供する洋風の酒場、「スナック」は軽食も提供する「バー」のことを日本では指します。また「バー」は午前0時以降もそのまま営業を続けることができますが、「スナック」に関しては「風営法」によって午前0時以降の営業が禁止されています。
「バー」「スナック」とは

「バー」について詳しく
「バー」とはカウンターでお酒を提供する洋風の酒場のことです。
「バー」は16世紀後半のイギリスが発祥とされており、日本には、明治時代頃に輸入されたと言われています。
日本では一般的にカウンターで水割りやカクテルなどのお酒を提供する洋風の酒場のことを指しますが、広義ではテーブル席などを設けた「バー」も、ただの酒場や飲食店も、キャバクラなども「バー」に含まれます。また、「焼酎」や「ビール」などのお酒を提供する場合には「焼酎バー」や「ビアバー」、そのお店に備わっている様々な娯楽施設を売りにしてるのであれば「ダーツバー」や「スポーツバー」などにその呼称を変えます。
「バー」にいる「バーテンダー」や「マスター」と呼ばれる店員は、お酒に対する知識と技術が豊富で、落ち着いた雰囲気でより高い技術で作られたお酒を飲みたという方におすすめです。
後述する「スナック」と「バー」は非常に似ていますが、「バー」に関しては「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、言わば「風営法」の適用範囲外なので、午前0時以降もそのまま営業を続けることができ、この点が2つの大きな違いと言えます。
「スナック」について詳しく
「スナック」とは軽食も提供する「バー」のことです。
「スナック」は「スナックバー」の略称で、前述の「バー」の一種です。
「スナック」は日本ではお酒だけでなく軽食も提供する酒場と定義がされています。またこの他にも「スナック」は、店員のほとんどが女性、いわゆる「ホステス」であるということが特徴で、またお客にお酒を提供するだけでなく付き添って会話をするなどの接待を行います。
風俗営業となる店を開業する際には、「風営法」により、その地域を管轄している警察署からの許可を必要とし、この許可を「風俗営業許可」と言います。この「風俗営業許可」によって、「スナック」や「キャバクラ」などの接待を伴うお店に関しては午前0時以降の営業が禁止されます。
「バー」に関しても接客はしますが、最低限の接客で接待を中心とするお店だとは見なされていないため、これには当てはまらず、午前0時以降も営業を続けることができます。
「バー」と「スナック」の違いは何?まとめ
「バー」 | カウンターでお酒を提供する洋風の酒場。「風営法」の適用範囲外なため、午前0時以降もそのまま営業を続けることができる |
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「スナック」 | 軽食も提供する「バー」。「風営法」により午前0時以降の営業が禁止されている |
「バー」と「スナック」の違いについて見ていきました。ぜひ、参考にされて見てください。


