コース料理を頼むと「前菜」「スープ」「魚料理」「ソルベ(口直し)」「肉料理」「サラダ」「チーズ」「デザート」「コーヒーと小菓子」などと若干違いがありますが、これらの料理が出されます。
その中で「前菜」は「オードブル」とも「アペタイザー」とも言いますが、これらは何が違うのでしょうか。
この記事で、「前菜」と「オードブル」と「アペタイザー」の違いについて見ていきましょう。
「前菜」と「オードブル」と「アペタイザー」の違い

「前菜」と「オードブル」と「アペタイザー」の違いは以下の通りです。
- 「前菜」:献立コースの前に出される、食欲増進が目的の小品の料理
- 「オードブル」:「前菜」を意味するフランス語
- 「アペタイザー」:「前菜」を意味する英語
「前菜」「オードブル」「アペタイザー」は基本的にはどれも同じ意味で、言語が異なるだけになります。
「前菜」「オードブル」「アペタイザー」とは

「前菜」について詳しく
「前菜」とは献立コースの前に出される、食欲増進が目的の小品の料理のことです。
「前菜」の内容としては、食前に出されるということから、後に出てくる料理との重複や差し障りがないように、少量で塩分や酸味がやや強いような、酒のつまみになるようなものが多いです。
日本料理や居酒屋などでは「前菜」ではなく「お通し」「先付け」「突き出し」と呼ばれ、こちらは煮物や茶わん蒸しなどが提供されます。
「オードブル」について詳しく
「オードブル」とは「前菜」を意味するフランス語です。
「オードブル」はフランス語表記では「Hors-d’œuvre」となり、直訳すると「作品の外」という意味になります。「オードブル」は専らフランス料理のフルコースにおいて、スープの前に提供される料理のことを指すことが多いです。
また、日本では「前菜」という意味以外にもパーティーなどで出される、大きな円形状の皿に盛られた酒のつまみ、軽食のことを指して「オードブル」ということもあります。
「オードブル」という言葉は日本を始め世界中で広く使われており、立食スタイルの料理なども指して「オードブル」と言うことがあります。
「アペタイザー」について詳しく
「アペタイザー」とは「前菜」を意味する英語です。
「アペタイザー」は英語表記で「Appetizer」となり、「食欲をそそるもの」という意味があり、メインディッシュの前に食べるまたは飲むスープやサラダ、アルコールが入った飲み物などがそれに当たります。
英語とは言ってもイギリスではまた別の言葉となり、イギリスでは「スターター(starter)」と言います。
「前菜」と「オードブル」と「アペタイザー」の違いは何?まとめ
「前菜」と「オードブル」と「アペタイザー」の違いについて見ていきました。
- 「前菜」:献立コースの前に出される、食欲増進が目的の小品の料理
- 「オードブル」:「前菜」を意味するフランス語
- 「アペタイザー」:「前菜」を意味する英語
「前菜」「オードブル」「アペタイザー」は基本的にはどれも同じ意味で、言語が異なるだけの違いになります。ぜひ、参考にされて見てください。


